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k k 次に、 三つ以上の文字にまたがって連続してレ点が付いている場合 を見てみよう。レ点が連続 する場合には、 一番下のレ点の後の文字から逆さまに読むのが決まり だ。 「 山 禄 安 」は「安禄山」となる。問題ないレベルのはずだ。 ❸ ❷ ❶ 山 禄 安 続いて「一二点」を勉強しよう。一二点とは、二文字以上前の字に戻るときに使 われる記号だ。このあたりから少し難しくなってくる。次の例を見てみよう。 ❶ ❷ ❺ ❸ ❹ 臣 下 ハ 随 フ 玄 宗 ニ 。 一二点は、「一」が付いている字に到達してから、「二」がついている字を読むというきまりだ 。 この文では、 「臣下」を読んだ後は、 「二」が付いている「随」を飛ばして下の「玄宗」に進み、 「一」 の返り点に到達してから、先ほど飛ばした「随」に返って読もう。すると例文は、「臣下は玄宗に 随ふ」と読むことになる。「随ふ」となっているのは古文で読むからだ。 漢文は基本的に古文で書 き下す というのも当然の前提だ。 一二点 返り点 2 1 2

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