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3 一二点は、いつも「二」までとは限らず、場合によっては「三」「四」…と数字が続いているこ ともある。だが読み方の基本は同じで、「一」以外の数字が付いている字は飛ばして読み、「一」 に到達してから、「二」「三」「四」…と返って読んでいけばＯＫだ。 では次に「上下点」の説明に入ろう。上下点は、一二点を間に挟んでさらに上に戻れ、 という記号だ。上下点が付いた文では、上下点が付いた字を読む前に、必ず一二点

106 さて、 例文では「無」に「下」が付いているので、まず「無」は飛ばそう。すると次の「捕」には「二」 が付いているのでこれも飛ばす。「安禄山」と読むと「山」の下に「一」が付いているので、ここ ではじめて「二」が付いている「捕」に返る。そして「者」を読むと、「者」の左下には「上」が 付いているので、ここでようやく「下」が付いている「無」に戻ることにな。まとめると、 「安 禄山を捕ふる者無し」 と読むことになる。ちなみに上下点は、 「上」 「下」だけでなく 「上」 「中」 「下」 上下点

c 2 1 a が付いた字を先に読む。ここまでの優先順位を整理すると、「レ点↓一二点↓上下点」という順で 複雑化している。これらが組み合わさってくると読む順がやっかいになるので、心して以下に進 もう。 ❻ ❹ ❶ ❷ ❸ ❺ 無 シ 捕 フル 安禄山 ヲ 者 。