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158 対句的に見ると、傍線部の「難」と直前文の「可」、傍線部の「罔」と直前文の「欺」、傍線部の「以 非其道」と直前文の「以其方」とがそれぞれ対応している。したがって傍線部の「罔」は直前文の「欺 クニ」と同じように「罔フルニ」と読み、 「以非其道」は直前文の「其ノ方ヲ以テス」と同じように「其 ノ道ニ非ザルヲ以テス」と読むことがわかる。そして「難」は「可キモ」と同じように、最後に「難 シ」と読むのが正しく、傍線部全体の読みは、直前文の「欺くに其の方を以てすべきも」と対に なるように「罔ふるに其の道に非ざるを以てし難し」とするのが適当。したがって解答は③となる。

返り点の付け方は③④もに同じだが、書き下し文が正しいは③のほうだ。 このように 傍線部前後の対句表現を利用した問題は、実はセンター試験で何度か出題されてい る 。返り点を付ける問題や書き下し文の問題は、傍線部だけでなんとかしようとするのではなく、 前後の文と対句になっていないかをまずチェック しよう。

対句 を 思 い 出 し てね。

困 った 時 は

漢文 の 盲点 よ!

対句 はセンター

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