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書 き 下 し 文 名詞に「也」が付いたときに「也」は断定の「なり」となる 。例文では「義士」という名詞に「也」 が付いているので、この「也」は「なり」と読んで断定を表す。 ②「〜如也」=断定の助動詞「也(たり)」 この用法は漢文中で目にする機会は少ない。「也」を「たり」と読むのは、 「如」という漢字が 接尾語として付いてる名詞に「也」が付いた場合 で、名詞と一緒になって形容動詞を形成する。 「〜如也(〜じよたり)」と読んで「〜(の状態)である」という意味だ。 楊 貴 妃 ハ 、申 申 如 也 。 楊 よう 貴 き 妃 ひ は、申 しん 申 しん 如 じよ たり。 楊貴妃はのびのびとしている。 紛らわしい語についての補講 訳 書 き 下 し 文 訳 ①「名詞+也」=断定の助動詞「也(なり)」 玄 宗 ハ 、義 士 也 。 玄 宗 そう は、義 ぎ 士 し なり。 玄宗は、正義を行う人である。 げん

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