漢文ゴロゴ

2 続いて対句を勉強しよう。対句とはその名の通り、対になっている句ことで、具体的には、 隣り合った二句に用いられている語の構成やそれらが示す内容、返り点が対称をなしているこ と だ。 漢詩で対句になるきまりがあるのは律詩だけ。律詩では、はじめ第一・二句を首 しゅ 聯 れん 、次の 第三・四句を頷 がん 聯 れん 、第五・六句を頸 けい 聯 れん 、最後の第七・八句を尾 び 聯 れん と呼ぶのだが、この中の 頷聯(第 三・四句)と頸聯(第五・六句)は必ず対句になっている 。他の聯も対句になる場合があるが、 頷聯と頸聯は必ず対句になることをまず覚えよう。絶句と古詩は特に対句にしなければならな いきまりはないが、対句が含まれている場合もある。 対句

53 五 時にもう一度ぐーすか ぐーすか寝てばかりでなく勉強しなければダメなのだが、このゴロで押韻を覚えるのはい いことだ。 ところで、押韻の覚え方として、次のゴロがある。 七字(七言詩)は第一句と偶数句末で韻を踏む 五字(五言詩)は偶数句末 時にぐーすか、七

漢詩編

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