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また、 問2 では、傍線部Aが直後と「対句」になっていることを見抜いた上で、さらに「注」を使っ て解く、といパターン。もちろん話の流れが読み切れていれば、内容的正解できなくもないが 自力で釈するのが難しい問題なので、いくかのヒントを見つて 類推 しながら正解にたどり着 くやり方をするしかない。 ● パターン4 「人物関係と全体の趣旨」 最近のセンター漢文ではもっとも得点の大きい部分を占めるのが、このパターンの問題だ。今回 は、 問5 が「人物関係」、 問6 が「全体の趣旨」を理解した上で心情を把握する問題になっている。 もちろん、他の問題においても話の流れが絡んでいるので、とにかく「人物関係」をとらえつつ、 「指 示語」が何を指すかの確認をし、「の流れ」をつかみつつ読む、という基本姿勢が大切だ。また、 問いと問いとが 連動 しているので、一度解き終わった後、必ず全体の流れをつかんだ上でもう一度 見直すこが肝心だ。

282 形になっている。 しかし、 問4 では、センターで出題される句法としてはNO.1の「使役」が使われているが、 それを知っているだけでは正解にたどり着けない。①「誰に見に行かせたのか」+②「誰の予想(言 葉)通りなのか」という二つの要素をクリアして初めて正解にたどり着ける。つまり、「使役」か どうかも含めると、三つの要素を見極める必要がある。「重要句法」を含む問題は、こうした 複合 型の出題 が多いことを知っておこう。

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