漢文ゴロゴ

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27 若 また、「若」は「なんぢ」と読んで「あなた」の意味を表すこともあるが、「若」を「なんぢ」と読 むことがポイントになった問題は、センター試験で出題されたことはない。傍線部に「若・如」が入っ ていて、その書き下し文や訳をわれた場合は、まず「もシ」と読んで解釈するようにしよう。 仮定 ( ) 仮定( ) 「若 わか も仕事し、如 じょ も仕事し」パート1! 1 (わか) も仕 事し、如(じょ) も仕 事し 完璧なゴロだ。しっかり覚えてほしい。

1 さて、今回から三回にわたって仮定形の勉強をしよう。 今回は、現代語でもよく耳にする「もし」という言葉を用いた仮定だ。 漢文では、「もし」は「若(もシ)・如(もシ)」と書く(「即・仮・向使」とも書くが、まれにしか使 われない)。「若・如」という漢字は、「ごとシ」と読んで「〜のようだ」という比況の意味でも使われる のだが、センター試験で 「若・如」 という字が傍線部に絡んで、意味や読みを問われた場合、 「もし」 と いう仮定の可能性のほうが高い。ただし、国公立大学などでは比況の 「ごとし」 は解釈上重要なので、 また講を改めて説明しよう。ゴロでは一気にその二つを覚えてしまえるものを用意した。 「若(如)A」 ①仮定「もシA」 ②比況「Aガごとシ・Aノごとシ」

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