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前回に引き続いて、仮定の講義第二弾だ。 「もし〜」という意味の接続詞「若(もシ)・如(もシ)」と「苟(いやしクモ)」で 表される仮定を覚えたら今度は「〜ならば」という形で表される仮定を覚えよう。 仮定の「〜ならば」を表す形 は限られている。 「ズンバ」「クンバ」「シメバスナハチ」だけでオール OK なのだ。センター試験の受験生諸君は「ズンバ」「クンバ」「シメバスナハチ」が出てきたら、仮 定で「〜ならば」と訳す! と思い浮かべられればそれでいいのだ。 「ずンバ・クンバ・しメバすなはチ」=「〜ならば」 仮定 ( ) ズンバクンバと締めればすなわち奈 な 良 ら 婆 ば ぁ! 2

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ズンバ クンバと締めれ ばすなわち 奈良婆 ぁ ではセンター試験の問題を一問見てみよう。 問  「然 レドモ 使 メバ 両 人 ノ 者 ヲシテ 易 かヘテ 地 ヲ 而 食 ラハ 焉、則 チ 又 未 ダ ル 始 メヨリ 相 ヒ 棄 テ 也。」 とあるが、なぜ「相 ひ棄て」ないのか。その理由として最も適当なものを、次の①〜⑤のうちから一つ選べ。 c a b c b

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