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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― P.57 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― いくばくどれほどか?」だったね。残った二つでは、この文には含まれていない否定の訳になっている「十分ではな いと考えるのか」としている①が×。したがって正解は②。 解答 ② 度 はか るに幾 いく 何 ばく の人 ひと を用 もち ひて足 た るや。 どれくらいの人を使うと十分だろうか。 解答・解説 「為 A所B(AノBスルところトなル)」は「AにBされる」という意味の受身形。「見られる所と為(な)〜る!」 と呪文を唱えよう。「資(しス)」は「役に立つ、利用する」という意味。「本為鳥所設、今為人所資」を直訳すると、 「もともと鳥のために設けられ、今は人に利用されているとなる。選択肢で「本為鳥所設」と「今為人所資」の二つ をともに受身形で訳しているのは「鷹のために付けられている」「人に利用されている」となっている④のみ。 解答 ④ 本 もと 鳥 とり の設 まう くる所 ところ と為 な り、今 いま 人 ひと の資 し する所 ところ と為 な る。 (翼や爪は)もともと鷹のために付けられているものなのに、今は人に利用されている。 解答・解説 「勿(なカレ)」は「〜してはいけない」という禁止の表現。「なーカレーにするな!」だ。したがって、禁止の形で 訳されていない②と③×。次に、指示語「其」は「衆説」を指しており、その「取捨」をすることなかれ、と言っ ている文脈だが、「取捨」は「取捨選択」という四字熟語からもわかるように、「よいものを取り、悪いものを捨てる」 の意味なので、①の「よしあし」が正解。 解答 ① 書 訳 P.54 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 書 訳

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