極める古文2 センター試験編

らず写し作 これよりほかの 給ふを、 「何ごとぞ 煩ひ聞こえけり。我が ろなることかなとをか 。 我ながら言ふかひなやと思ふ なる虫にも宿を占めさす かつはをこがましう、 かるいたづら ごとのし置かるるも、上の空なる心化粧 なり。そ 年も暮れぬ。

ていらっしゃるのを す。野にいる虫にまで家を占有させるのは。 大将は 一方では馬鹿らしく思いながら、このようなつまらないこと をして置かれるのも、心が落ち着かないまま と思う気配りである。その年も暮れた。

る。 大将はご自分 く磨き上げてお造り 形用の小さな家を次々と 所の風情も、そっくりそのま や何やと、 つきあって面倒なこととお思い申し上げて お気持ちにも、自分でもよくわからないままに にしてしまうことだなあとおかしく思われる。 歌は、 我ながら…=自分でもどうしようもないことだと思うこと

人形の家を作ること

周囲の人は

以外のことは何もしないで飾りつ

「何ごとだろうか」と、互いにつ

姫宮に

その時大将が詠んだ

大将は

よく見られよう

自分自身の

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