極める古文2 センター試験編

第8講  『真葛がはら』

たどらない これは都に出 になった顛末と様子 おこして~はやかなり の流れをつかんでみよう。 重要単語として、 まず「ゆく  「山がつ」は「木こりや猟師など身分の低 段・見当」の意の名詞、 「御伝へ」は前後の文意 やりかなり」は現代語の「心がはやる」という言い 代語の「しなる」とほぼ同義、 「うらぶれ 現代語の の意味だと推測したい。 したがってこの箇所の大筋の内容としては、 人から書道の秘伝を授けられると安易に考え 突然に上京したが、高 最初は勇み立っていた心も今やしなれてしょんぼりした」 この内容を踏まえ 選択肢を見ると、 正解は 実的な手段をあらかじめ検討せずに」は本文の「おしはかりとはたがひて」 、 「

ゆ っ くりな死

といった意

、 突然 の死

ゆくりなし=突然だ

「世間知らずの鷹飼いは、とりあえず都に行けば高貴な

2 とわかる。選択肢の要素と本文とを対応させると、 「現

となる。

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