極める古文2 センター試験編

をえゆるさ 「すみたまはむ と添ひたまへれば、 しるしもなし。追ひ風 二十日のほどに大宰府に着

のほうの空 ない人間の身で ら、予期せぬ波や風 い身となったら、 というあの松浦佐用姫の前例 とおっしゃって出発なさったので 宮中の 勤めを、お許しを得ることが ど、 「 い。追い風までも間もなく吹いて 三月二十日ごろに大 お着きになった。

と、 母君に

母君の

お住みになるご様子だけでも見ておこう」

同行なさったので、道中は特別に変わった事件もな

私は そのままその浦に残って

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