極める古文2 センター試験編

第6講  『兵部卿物語』

3 人物関係や内 解釈問題でもポイン めるのが一番確実だ。 の文末が「~ているの ろう」 1 と 3 の 二択に絞れる。センター古文解法に 次に、 手前が「已然形+ば」の順接確定条件に 行前の「持たせ給へる筆にて墨をいと濃 塗 すぐに塗りつぶしてしまった」が合致しているこ が和歌中の「初霜も置きあへぬものを」の解釈とし や露 降りる」 、 「~あへず」は「~しきらない」 、 「 えておこう。 1 は「冷やかして詠んだ」は按察使の君のすることとは思えな 釈ですでに×にしているが、一応確認しておくと、 4 は「工夫」がおかしい。右大臣の姫君は自分で描いた菊の絵が下手だ つぶしたのであって、 「工夫」とは言えない。 これに該当する記述は本文中に見当たらない。 重要語句 4 気に ていない。

今回では、文末の「らん」

5 は「容色の衰え始めた女性の姿を連想して」とあるが

2 「宮仕えで気苦労が絶えない」は本文に書かれ

3 の「初霜もまだ降りないのに」

で、 「 2 ・ 4 ・ 5 が×になり、一

3 の「描いた白菊を姫君が

」の解釈

だ。和歌の2

解答

3

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