極める漢文1

118 47 47 「応(應)」は「まさニ〜(ス)べシ」! 再読文字の「応(應)」は「当(當)」とまったく同じく「まさニ〜(ス) べシ」と読む。だが意味は少し違って、 「きっと〜だろう(はずだ)」 と強めの推量になる。また、 「応」の字は再読文字でない場合、 「こ たフ」と読んで「(相手の問いに)答える・返事をする」、 「おうズ」 と読んで「求めに応じる・手ごえがある」となる場合があるの で注意が必要だ。 安 禄 山 応 ニ シ 逃 グ 。 安 あん 禄 ろく 山 ざん 応 まさ に逃 に ぐべし。 安禄山はきっと逃げるだろう。 解 説 再読文字 応 援すればマーサに ベシっときっと届くだろう a

「応(應)」=「まさニ〜(ス)べシ」=「きっと〜だろう」

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