極める漢文1

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a a 「猶(由)」は「なホ〜ノ(ガ)ごとシ」! 再読文字の「猶(由)」は「なホ〜ノ(ガ)ごとシ」と読んで「ちょ うど〜のようだ」という意味。二度目の読みの「ごとシ」は、 「如 (ごとシ)」や「若(ごとシ)」と同じ比況の助動詞で、 「〜のようだ」 という意味だが、 「如・若(ごとシ)」よりも強い表現になる。また、 抑揚で使われる場合は、 「A猶(尚)B、況C」=「AすらなおB、 いわんやCをや」と読んで「AでさえもBなのだから、ましてや Cは当然だ」の意となる。 過 ギタルハ 猶 ホ シ 不 ルガ 及 バ 。 過 す ぎたるは猶 な ほ及 およ ばざるがごとし。 行きぎるのは、行き届かないのとちょうど同じでよくないこ とだ。 解 説 再読文字 猶 50

「猶(由)」=「なホ〜ノ(ガ)ごとシ」=「ちょうど〜のようだ」 子(なほこ)ごとシマウマのようだ

漢文句法 ゴロ

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