センター現代文一問一答必修編
文芸部の文学談義の中で、 部員たち各自が好きな作家、 好きな作品をあげて語ることになった。その中で裕生は 「かぐや姫」の絵本をあげる。 皆と似た答えをするのが嫌だったのか、あるいはイン 登場人物(裕生)の価値観を整理する! 読 む 選 択 率 チェック
テリぶるのが気恥ずかしかったのかもしれないが、とに かく、三年目 秋には去らなければならないかぐや姫の 運命が、どのように自分を胸苦しくさせたかを居直って
第 16講
5 2%
3%
1
正解 正解
2
12%
1
7% 3
4 ・ 5 4
4 76%
内容把握に失敗 した人も多かっ たのではないか。 選択肢②や③は その典型である。
表現がやや文学 的だったため、
正答率
76 %
羨ましかった
可哀想だと思った
いっそのこと 月に帰るかぐや姫に心を打たれた 晴天の日 十代半ばにして 白雪姫やシンデレラ 雨の日
寧ろ 輪郭をはっきりと描き出す影
語った。 以下、裕生と で再び裕生の「 してみよう。 自分を溶かし出してしまうよ
ので、
裕生にとって 在 である。そしてそれを
の方が機嫌がよかった。
⊕としてとらえる。
よりは
存在をかくまってくれる闇
のだ。
生 を疎み、
「かぐや姫」
のではなく、
よりは
「羨ましかった」
は、 光 ではなく
。
や、
を恐れ、
を愛し、
と述べている
影や闇の存
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