センター現代文一問一答必修編
る。つまり、自己を一種の財と見なして蓄積するのは、 個人主義と資本主義の成立以降のことである。また、収 集がただの趣味以上のも として広く行われるとは、ブ
受験生にとってあまりなじみのないテーマだけに、読 解に手間取る可能性が高い。傍線部を含む段落の内容を すばやくつかんでいこう。 ヨーロッパの日記の起源は、商人のつける会計簿にあ
第9講
チェック なじみのないテーマだけに、 丁寧に読解しよう! 読 む 選 択 率
3%
5
正解 正解
1
4 16%
10%
1
3 14%
4 ・ 5 2
2 57%
指示語を正確に たどり、本文の 対比構造を正確 にとらえる問題。 それをきちんと 押さえずに選択 肢に挑むと、解 答がブレてしま う。
正答率
57 %
ルジョワ 力を誇示する これも、近代以 ここでのキーワード この二つの原理の成長を ヨーロッパの日記が発達した しい。 指示語の指し示すものを正確にとらえる 解 く
A[ 自己の内面を「日記」に を一種の財と見なして蓄積すること) → 近代ヨーロッパの根幹をなすとも言うべき考え方 (資本主義・個人主義)の成長 のものとなった チェック
B[ 「収集」がただの趣味以上のものとして広く行わ れるようになること → ブルジョワ社会
においてのこと
2
]
「個人主義」
綴 つづ るということ(=自己
をまってはじめて現実
と 「資本主義」
]
だ。
58
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