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A 心にくき 碁石の笥 け に入るる音あままたび聞こゆる = 碁石を器に入れる音が度々聞こえるのは = 奥ゆかしい

231 【心延へ】 B 232 「心延へ」と漢字をあてる。「心の中のものが外に現 れるさま」が原義。類義語の「こころばせ」一緒に 覚えておこう。 所 のロ バ変 、 気立て ⌇⌇⌇ がよくて 心遣い ⌇⌇⌇ に 趣 ⌇ がある 所 の 憎し み、なぜか 奥ゆか ⌇⌇⌇ しい ⌇⌇ ⌇ ● 気立て。心遣い。 意味。意向 趣。風情 ①②③ 「心憎し」と漢字を当てるが、もともとは「いよっ、 憎いね!」という感じで、憎らしいと感じるくら 相手が優れているという意味なのだ。 ● 奥ゆかしい。 上品だ。 心ひかれる。 恐るべきだ。 不審だ。 ① ②③ 限りの女房四五人さぶらはせ給ひて、 女房だけを四、五人そばにお仕えさせになり、 心にくし 。 心ひかれるものだ 。 などあてやかにうつくしかりつる、 などが上品で愛らしかった、 こころばへ あるさまなり。 のある様子である。 (名) こころばへ 【心憎し】 (形・ク) こころにくし

(源氏)

(枕)

心ばへ 岩に生ひたる松の根ざしも = 岩に生えている松の根のさまも 趣 = 気立て

(竹取)

(源氏)

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