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331 B 332 作文の船、管絃の船、和歌の船と分かたせ給ひて、そ の道に たへたる人々 を乗せさせ給ひしに、 (大鏡) = 漢詩の船、音楽の船、和歌の船とお分けになって、それ ぞれその道の 達人 をお乗せになったのだが、 「偶」と漢字をあてる。「思いがけないさま」から「た またま」の意となった。 たまたま ⌇⌇⌇⌇ さか さ タ コ へたる 、 達人 ⌇⌇ だ ● たまたまだ。 偶然。思いがけない さま。 もしも。 ①② ③ 「たふ(=能力がある)」に完了の「たり」が付いて連 語化したもの。「達人の。能力がある」という意味。 ● 達人の。 能力がある。 ① たまさかに 立ち出づるだに、かく、思ひの外なること を見るよ。 (源氏) = たまたま 出かけて来てさえ、このように、思いがけない ことを見るものだよ。 【偶】 (形動・ナリ) たまさか (なり) (連語) たへたる C

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