みんゴロ極める古文1
第5講 『更級日記』解答欄
出 典 解 説 『 更 『更級日記』の内容は、作者が最晩年に至って自らの人生を振り返ってみて、少女時代への懐旧と 悔恨を込めて綴った「回想記」といえる。有名な場面としては、源氏フリークだった少女時代に待 望の『源氏物語』を手に入れて暗記するほど読み漁り、自分も光源氏のような男性に出会いたいと
さらしな 級 日記』は平安中期の日記文学で、作者の 菅 すが 原 わらの 孝 たか 標 すえの 女 むすめ の父は学問の神様と呼ばれる菅原 道真の子孫、叔母は『 蜻 かげろう 蛉 日記』の作者 藤 ふじわらみちつなのはは 原道綱母 という文学的にとても恵まれた環境に育っ た。菅原孝標女は他にも浜松中納言物語』『 夜 よる(よわ) ( 半 )の 寝 ねざめ 覚 』を書いたという説があり、文学 史で問われることがあるので注意。 夢見るシーン。しかし、実際の生活は彼女が思い描いたような生活ではなく、宮仕えも夢想した物 語世界とはまるで別物だった。物語ばかりに夢を見て勤行やお寺参りをないがしろにしたからこん な惨めな運命になったにちがいない、と後悔することになるのだった。
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