みんゴロ極める古文1

第1講  『宇治拾遺物語』

こと うけ= 異 なり1他とは違っている。 心=1浮気心。 異 様=普通と違った様子。 ハの「いかにしてこれを許さん」は、「いかにして」の意味が最大のポイントだ。「いかにして」の意 味は、1「どのようにして」、2「何とかして」の二つ。選択肢では、3・4・5がこれに該当している。 この二つの意味の識別ポイントは、下の助動詞「ん」にある。ここでの「ん」は、問二でも見たよう 「と」の前で意志になっており、この場合、「いかにして」は「何とかして」と訳す。

「言」 あげ= 言 とふ=1ものを言う。 言 霊=古代、言葉に宿っていると信じられていた霊力 の葉=1言葉。 業=別の行い。 ※「ことごと」と読むものは「事事(=あの事この事)」「事毎(=事あるごとに)」「異事(=別のこ と)」異異(=別々に。まちまちに)」がある。 言 挙げ=言葉に出してはっきり言うこと。 言 承け=承諾すること。 こと とふ= こと だま= 言 2質問する。 3訪問する。 こと のは= こと 異 ざま・とやう= 異 2和歌。 「異」 なり= こと ごころ= 2格別だ。 2余計な考え。 こと こと わざ= こと

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