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『枕草子』を中心とした人物関係 ④ 藤 「

古典 常識

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ふじわらのみちたか 原道隆 藤原道長の兄で、摂政・ 」と呼ばれた。 な道隆の姿が描かれている。生前、 関白職を息子の伊周に譲ろうとしたが、 一条帝の母である詮子などの反対にあって果たせなかった。死後、息子た ちは道長との権力争いに敗れる。 ⑤ 藤 ふじわらのこれちか 原伊周 藤原道隆の子。中宮定子の兄。父道隆の死後、 藤原道長との権力争いに敗 れ、政治家としては活躍できなかった。 ⑥ 中 ちゅうぐうていし 宮定子 藤原道隆の娘。一条帝中宮。 『枕草子』の中での定子は聡明で明朗快活 な性格と賞賛されている。父道隆の死後は有力な後ろ盾を失い、不幸な境 遇になるが、 『枕草子』ではそうした中関白家の衰退には一切触れず、 定子 や道隆、伊周の輝かしい生活・ 振舞いを絶賛している。 ⑦ 清 せいしょうなごん 少納言 父は梨壺の五人と呼ばれた歌人の 清 きよはらのもとすけ 原元輔。中宮定子の女房の一人。紫式部の 『源氏物語』が 「 あはれ 」の文学と言われるのに対し、 清少納言の『枕草子』 は「 を かし 」の文学と言われる。 『紫式部日記』内 、 「得意顔をしていて、利口ぶっ て漢字を書き散らしているけど、実はたいしたことがない」 と批判されている。 関白として活躍した。娘定子を一条帝の中宮とし、 『枕草子』や『大鏡』 には、大酒飲みで冗談好き 中 なか の関白殿

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