「新・ゴロゴ古文単語」オンラインフリー版v1.00

訳 和 歌 掛 かけ 詞 ことば 掛詞は一つの語に二つ以上の語の意味を重ねて用いる修 辞法。解釈では二つの意味を両方訳す必要がある。他の技 法とあわせて使われることも多い。頻出の掛詞は覚えて おこう。 大 おお 江 え 山 やま いくのの道の 遠ければ まだふみも見ず 天 あま の橋 はし 立 だて (小式部内侍) 母(和泉式部) のいる 丹 たん 後 ご の 国 こく 府 ふ は、大江山を越え、 生 いく 野 の を通って行く道のりが遠いので、私はまだその 地にある天の橋立は踏んでみたこともないし、母か らの手紙も見ていません。 1

覚えておこう!

よく出る掛詞は

2 縁語 ◦「橋」は ■ 掛詞のポイント ① 掛詞はひらがなで書かれている 生行く野 野 いくの ふみ

■ 修辞法の解説

70 と、 %近くが掛詞。 ③ 地名は掛詞になりやすい。

ことが多い。 ② 入試で和歌の修辞法が問われる

1 掛詞 「ふみ」の縁語。

踏み文

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