「新・ゴロゴ古文単語」オンラインフリー版v1.10
古文単語を考える
そうであれば「置いていくな!」であってはおかい。 非難のことばではない。 「これこれ(慌てず、気を付けて帰りなさいよ)。 」 「これこれ(自分を責めることはないよ)。 」 「やや」は、男のことを案じたことばでなければならない。 ぎゃふん!
どの解説書にも丁寧に解説してありました。 男の小さい時から、叔母が男を育てたということは、この山は、叔母が生活していた山。 男よりも、叔母の方が、この山のことはよく知っている。 当然、寺に行く道もよくよく知っている。 男が寺には向かっていないことは、早い段階で叔母は気づたはず。 捨てられることが分かって、ずっと男の背中で考えた結果出たのが、 この「やや。」ということば。
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