大学受験教育系YouTuberデータブック1.01
たところ、「本格的に YouTube をやっ たほうがいいよ」と勧めていただいた のが大きなきっかけです。それから 2019 年 5 月 1 日にパスラボをスター トしました。 ー始めて間もない頃の手応えはありました か? 再生数が伸びるまで 2 ヶ月くらいかか りました。当初は英語に特化したり、 YouTube のコメント欄を使って添削 をしたり、自分なりにこだわってやっ ていたものの数字は数百回再生程度。 本当に悪戦苦闘の連続でした。 ー再生数やチャンネル登録数が伸びたきっか けは? 2019 年 7 月 20 日に公開した『東大 合格までの ” 受験のリアル ” をお話し します』という動画がきっかけです。 僕自身がなぜ教育に携わっているのか を語ったストーリー動画で、ここから 一気にチャンネル登録数が 1 万 5 千 人~ 2 万人になりました。この動画の 制作に 1 ヶ月くらいかけていたので、 これで伸びなかったら本当にやばかっ たです。 ーほかに転機となるポイントはありました か? 1 つ目は『数学攻略ラボ』をシリーズ 化し、数学メインに切り替えたことで す。初めは手元のノートを使って手書 きで解説していたんですね。これが「体 系的にポイントを押さえられていて、 わかりやすい」と好評でした。2 つ目 は解説をホワイトボードにして、メン
宇佐見天彗さん 聞いてみた!
ー YouTube に動画投稿を始めたきっかけを 教えてください 地方と都会の教育格差を感じていた のがきっかけです。東大に入ったあ と、開成高校や灘高校卒業の同期と話 すと高校の勉強環境や授業内容のレベ ルが地方公立校とは全然違うと気づき ました。勉強の先取りもしていて、大 学で習うようなことも当たり前のよう にやってきているんですよね。この格 差をなくすために、自分には何ができ るだろうかと考えました。まずは教育 現場を知らなければと思い、集団指導 や個別指導、過去問添削、家庭教師 などのアルバイトに挑戦しました。で も、僕が本当に教えたいのは地方の子 たちなんです。アルバイトでは目の前 にいる東京の子しか教えられないとこ ろにギャップがありました。あるとき YouTube があると知り、これなら地 方の子にも教えられるのではないかと 個人的に始めたのが2016年7月です。 ー本格的にパスラボをグループで始めた理由 は? ちょうど東京大学医学部 6 年生になる とき、学生でいられる残り 1 年間の うちに教育についてできることを何か やりたいと思っていました。そのとき に『ドラゴン堀江』に出ていたヨビノ リたくみさんに感銘を受けて、運良く ご本人とお会いすることになったんで すね。そこで教育に対する想いを話し
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