大学受験教育系YouTuberデータブック1.01

てなりましたね。自分が教えなくても、 他の人から聞き出すのはアリなんだな と気づきました。このあたりが今の動 画の原型になっていますね。 ーリップサービスありがとうございます (笑)。最初はチャンネルの伸びはどうでし たか? いまと比べると全然たいしたこと な か っ た で す ね。1 本 目 は「 え、 YouTube やるの?」と多くの人が見 てくれたものの、その後はしばらく 鳴かず飛ばず。再生回数も 100 回と か 200 回だったんじゃないかと思い ます。その後、教育系 YouTuber の人 たちと一緒にコラボなどをするように なって、手応えを感じるようになりま した。かつての自分の受験の経験とか も話すようになったりして、反応がい いものが出てきましたね。 ー当時は鼻にだけマスクをした姿で動画に出 ていましたよね いずれは取るつもりだったけど、黒 歴史になった方が面白いと思って。 「Atsueigo」の ATSU さんと撮影した 際に「マスク取ってください」と言わ れて外したのがターニングポイントに なりましたね。ただ、登録者 1 万人い くまでにはかなり時間かかりました。

森田先生 聞いてみた!

ー YouTube に動画投稿を始めたきっかけを 教えてください 予備校業界がこのままじゃ頭打ち状態 だと感じたことが大きいです。また、 講師としてもなかなかやりたいことを 自由にできない部分もありました。そ んな頃、AbemaTV で放送していた「ド ラゴン堀江」に出演していたたくみさ ん(予備校のノリで学ぶ「大学の数学・ 物理」)を見て「YouTube で授業をし ている人がいるんだ」と知りました。 活路を模索するため、東進の講師時代、 2018 年の 12 月末にチャンネルを開 設しました。

ー開設当初はたいへんでしたか?

契約の関係で英語の授業はできなかっ たため、当初は手探りでした。大学受 験と関係ない話を動画にしたり、安河 内哲也先生や西きょうじ先生といっ た大物予備校講師を招いて対談した り。どういう風にやっていくか考えた ときにオススメ欄でコバショーさんの 「CASTDICE TV」を見て「これだ」っ

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