大学受験教育系YouTuberデータブック1.01
聞き手:コバショー (CASTDICE TV) ー YouTube ってどちらかというとエン タメ要素が強いと思うので、授業を見てもら うのには難しさがあったかと思うんですけ ど、今はどうでしょうか。 9 年前と比べたら環境が違いすぎま すし、単純に母数が違いますよね。社 会人の学び直しも増えていて。中田 敦彦さんが出てきて、すごい勢いで 伸びたじゃないですか、あれを分析 するのがすごく楽しくて。コバショー さん、なんであんなに伸びていると 思います? ーテーマ選択とトーク力の掛け算ですかね。 そうですよね、あのトーク力は化け 物ですよね。 ー普通の YouTuber では真似できないこ とですよね。厳密にいえば歴史の用語が間 違っているなどの指摘もされていますが。歴 史に詳しい人が同じようなことやっていたと しても、圧倒的にトーク力が違いますよね。 あとはもともとの知名度も違います。 テーマ設定というところがありま すよね。今の YouTube って、コンテ でも最近言われてすごくうれしい のは、自分のチャンネルを真似して みたけどなぜかできないっていうこ となんです。そこってすごく大事な ことだと思っています。中田さんの 場合は、動画を見れば知識を得られ るというのが証明されてて、視聴者 は社会人の方が多いと思うのですが、 そういう人たちは「とにかく時短で 効率よく勉強したい」という人が多 い。うちも 18 歳以上の視聴者が半分 以上なんですけど、本当は書店で参 考書を買って勉強したいけど、動画 を見た方が参考書を買って勉強する より早いんですよ。とにかく短い時 みんながどこでつまずいても カバーできるという「信用 ・信頼」 で 勝負しています 葉一 スペシャルインタビュー とある男が授業をしてみた」 ンツがあまりにも増えたじゃないです か。テレビでいうチャンネル数がえげ つないことになってるっていうか。そ の中で、「この人の動画にアクセスす ると何の情報が得られるのか」という のが明確になっているチャンネルは強 いと思うんですよ。特に自分の動画は 教科書レベルのことをやっているの で、正直勉強が得意な大人は、誰でも 真似できるはずなんですね。
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