語彙・テーマ
物理学においては、この宇宙の誕生以 離れて客観的に存在し、途切れなく、同 じ速さで、過去か ら未来へと一直線流れていると考える。「時間の矢」の思 想である。どこでも同じように流れ、す べての人に共通す る物理時間が、 絶対 的に存在しているとするのだ( 相対 性 理論の世界では、時間は、各人ごとに、ま た宇宙の場所ご とに変わるのだが、それは日常的に感知 できることではな い)。それが、 科学・技術が永遠の普遍性を保ち、世界の一 体性を保証 している根拠となっている。 (池内了『複数の時間を生きる』) 語句 〈例文〉 来、時間は物質と
22 普遍 すべてのものに共通して成り立つこと。「普 遍性」と言う場合は、時代や地域によらず、 いかなる場合に成り立つ性質を意味する。 (P 参照)
30 客観 誰にでも共通するものの見方。「客観的」と 言う場合は、特定の立場にとらわれない さ まを意味する。 (P 参照)
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