極める古文1 基礎・必修編

「~します。

22 = まったくしっかりとした歌を詠みません となる。これを意訳すると、「まったくいい歌が詠めません」、あるいは「全然しっかりした歌が作れま せん」になる。 傍線部乙 を品詞分解すると「異人/の/歌/なく/て/も/あり/な/む」となる。 ポイントは「異 人」と「連用形++む」の二つ 。  「異人」は「ことひと」と読み、「他の人」の意。P で勉強した「こと」という字に「異」を当てた もので、「異 ≒ 「普通とは違う・別の」というニュアンスでとらえる。 さらに/はかばかしく/つかまつら/ず = = =

 「はかばかしく」は形容詞「はかばかし」の連用形。 墓場 で 貸し 借り、 しっかりしてる はかばかし=しっかりしている  「つかまつる」「す」「作る」「行ふ」などの動詞の代わりに用いられて丁寧の意を表し、 ~いたす」と訳す。ここでは「歌を詠む」ことの代わりに用いられている。 品詞分解を前提として直訳すると、

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