極める古文1 基礎・必修編

1 選択肢を見ていくと、 は文末にあり、係り結びもないので「ぬ」は終止形、つまり完了「ぬ」。 は「ぬ」の下に「にや」とあり、 り」連体形接続なので、 この「ぬ」は打消「ず」の連体形 とわかり、 が正解。 「にや」の「に」は断定の助動詞「なり」の連用形。下に「あらむ(ん)」が省略されることが多い。 は「笑ひ」という連用形に接続しているので「ぬ」は完了。 はひっかけで、「絶え/ぬれ/ば」 と品詞分解でき、「ぬ」は完了の助動詞ぬ」の已然形「ぬれ」の一部。 は と同じく連用形に接続 している「ぬ」なので完了。 問七  「月の(=が)くまなく(=かげりがなく)あかからむ」とあるところから、この二重傍線部「あ か」は月光がすみずみまで明るいことを意味しているので、 「明か」が正解。「くまなし」が大きな ヒントになっている。 熊梨 食べる 抜け目なく 、 かげりがない くまなし=1抜け目がない 2かげりがない 問八 傍線部Xの直前にあるように、源資通がやってきたことに対して、筆者と同僚の女房としては「逃 げ入り」たかったわけだが、その理由は自分たちは身分不相応と考えたことによる。 解答 解答 2 3 4 5 3 4 2 4 「にや」の「に」は断定の助動詞「なり」の連用形。断定の助動詞「な

2

92

Made with FlippingBook HTML5