極める古文1 基礎・必修編

学習テーマ 会話主(主語)の判定 助動詞「す・さす・しむ」 3 尊敬の「給ふ」に完了助動詞「り」の付いた形 4  「給へ」の識別 古文の入試出典NO1はこの『源氏物語』だ 。古文読解の場合、出典作品の背景知識を知ること も大切で、『源氏物語』の場合は特にストーリーを知っていると有利。大和和紀さんの漫画『あさ 『源氏物語』 112 第 7 講 問題編 38 ページ 1 2

きゆめみし』などで全体のストーリーを把握しておこう。 今回のテーマは重要なものが目白押しで、特に3・4の 「給ふ」は超重要項目 。また、テーマ1の「会 話主(主語)の判定」は読解上大切なので、口語訳と対照せながら確認しておこう。 問一 アの「乳母」は「うば」と読んでしまうと現代語になってしまう。「めのと」が正解。母親の代 わりに子に乳を飲ませて養育する女性のこと。そ 乳 ち 兄 きょう 弟 だい のことを 「 乳 めのと 母 子 ご 」 と言い、こちらも頻出。 イの「長高き」は「長」を「たけ」と読めるかどうか。「長」は「丈」とも書き、立った高さ、つま

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