極める古文1 基礎・必修編

128 ここでは、  「みかど」=主語 A いとかしこく時めかさせ給ひ =述語1 て という形になっており、傍線部の直前の「て」をヒントに、傍線部ウの主語は2の「みかど」とわかる。 エは、「古今うかべ給へり(=『古今集』を暗誦なさっている)」とお聞きになった「みかど」が、試 しに「本(=二重傍線部B=『古今集』)」を隠して、本当に女御が『古今集』を暗誦している うか をためす場面。したがって「暗誦なさっている」のは3の「宣耀殿の女御」となる。 オは、前述の「て」パターン通りで解ける。正解は1の「父おとど」。 「父おとど」は=主語 きき給ひ =述語1 て 御装束し =述語2 て 手洗ひなどし =述語3 て 所々に誦経などし =述語4 B かくおほせられける =述語2

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