極める古文1 基礎・必修編

第1講  『宇治拾遺物語』

28 P OINT や古文単語を覚えたりすることが、自分の未来を切り拓くことを信じて暗記するのだ。 かつて、偏 差値 からスタートして、わずか半年で まで アップさせた生徒がいた。この記録に挑戦だ 問一 aの「戒むる」は入試文法の動詞の中で最もよく出る形だ。ポイントは、次のように「 ウる」 という形をとっているところ。 「 ウる」「 ウれ」の形は上二段か下二段活用の連体形・已然形 上二段活用動詞 上二段活用動詞 ウ る =連体形 ウ れ =已然形 下二段活用動詞 下二段活用動詞 ここでは a「戒むる」=「 ウる」となっているので、まずは「連体形」が決定 する。活用の種類と 活用形を問われた場合は、まず活用形を判断するのが先だ。次に下に「ず(ない)」を付けて活用させ、 活用の種類決定しよう。 ここでデータ的な話をすると、大学入試で問われる動詞の形は圧倒的に「 ウる」 「 ウれ」の形が多い。 78 50 !! ― ― ― ― ― ― ― ―

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