極める古文1 基礎・必修編

― P OINT たとえば、現代語では「戒 め る」だが、古語では「戒 む 」の連体形が「戒 む る」だ。現代語と古語とで ウる」という形になっている単語を見たら、すぐさま下二段か 上二段の連体形だな、とい感覚を持てるようにしてほしい。 動詞の活用の種類の判別は、下にず」を付け考える。(※活用の種類を覚え ておくべき動詞除く) ア /ず =四段活用動詞 →「ず」を付けると ア 段になる動詞 イ /ず =上二段活用動詞→「ず」を付けると イ 段になる動詞 エ /ず =下二段活用動詞→「ず」を付けると エ 段になる動詞 ∥ 赤字に当たるところが活用の行 ※「ア・イ・エ」にあたるところが活用の行。例えば「咲 か /ず」であれば、 カ 行。「過 ぎ /ず」 であれば ガ 行。「め で /ず」であれば ダ 行。 ※活用の種類を覚えておくべき動詞については、P ページ参照。  「戒め( エ)ず」=「 エず」となるので、下二段活用だとわかる。また、同時に「め」の行が活 用の行にあたるので、マ行とわかる。正解はマ行下二段動詞連体形。a= ・4。 ― ― ― 12 ― ― 10 は、似ているようでいて違う活用の種類、活用形であるところがなかなか厄介だ。 ポイントにもあるように、古語で「

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