極める古文1 基礎・必修編

第1講  『宇治拾遺物語』

「むず」「んず」となっている場合は、

問二 助動詞「む」は「ん」「むず」「んず」とも言い、文中で頻出する大切なものだ。  「む」ではなく、二重傍線部のXのように「ん」となっていたり、 下手すると打消語にとってしまう可能性があるので、 くれぐれも「ん」や「むず」「んず」を打消で解 釈しないように! 「む」=「ん」「むず」「んず」。 ※「ん」は「む」の音便形。「むず」は「むとす」が縮まったもの。「んず」はさらにその音便形。 (例) 雨降ら む =雨降ら ん =雨降ら むず =雨降ら んず =○雨が降るだろう。 ×雨が降らない

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