極める古文1 基礎・必修編

= = いかにして~意志の助動詞「ん(む)」=何とかして~しよう。 問六 傍線部甲でのポイントは「てんや」の部分。品詞分解すると、 の未然形、「ん」 推量の助動詞「ん(む)」の終止形、「や」 疑問の終助詞、となる。 こ場合、 助動詞の「ん(む)」は可能推量の意味になり、 「~することができるだろう」と訳す 「歌は詠みてんや」全体では、「歌を詠むことはできるだろうか」となる。 テーマ問題としても扱った「む(ん)」の「推量」の用法の中には、こうした「可能推量」の場合がある。 多くは「てむ」「なむ」のように、「つ」「ぬ」の未然形が付いた形で出てくるので、上位大学を目指す 人は要チェックだ。

そこで選択肢を見ると、3だけが「何とかして」となっており、これが正解。傍線部中にある指示語 「これ」が指しているのは年老いた郡司である点も必ず押さえておこう。 「て」=強意(完了)の助動詞「つ」

ので、 問七 イの掛詞は、和歌の修辞法としては最頻出のもの。掛詞とは同音を利用して一語に二つの意味を もたせるもので、たとえば「ふる」に「降る」と経る」、「ながめ」に「眺め」と「長雨」を掛けるこ とを言う。「平仮名」部分が掛詞になっいる場合が多いので、 和歌で掛詞が問われた場合は、まず「平 解答 歌を詠むことはできるだろうか。解答 イ=4 ロ=2 ハ=3

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