極める古文1 基礎・必修編

第3講  『源氏物語玉の小櫛』

or P OINT るかを覚えておかないと正解できない。助動詞の接続は大切だ。 問三 波線部④の「し」は品詞がわかりにくい。上が「と」であり、 てサ変では文法的意味という問いに対する答えがい。となると、残りは助詞だ。 この「し」は副助詞 で、強意の意味をもつ ので、正解は④=4。 波線部⑤の「る」はちょっと難しい。ポイントは完了の助動詞「り」の接続だ。 完了の助動詞「り」の接続は、「リ」カちゃんさみしい サ変の未然 形 + り =完了の助動詞「り」 ※「リ」カちゃん サ さ み し い 未四 已 四段の已然 形 これをまとめると、次のような「エ段+らりるれ」の法則が生まれる。 解答 ①=4 ②=1 ③=3

波線部③の「たり」は、完了の助動詞「たり」の終止形。「たり」は連用形と終止形が「たり」と同形だが、 ここは「と」の前で終止形になっている。前講のポイントで勉強したように、「と」の前は係り結びな どの特殊な条件がない限り終止形か命令形で、ここでは命令形はないので終止形。 「と」に付く助動詞はない。かいっ

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