極める古文3 中堅~上位大突破編

第1講  『大鏡』

助動詞「す 助動詞「す」 「さす 1 2 尊敬=~なさる。お~になる 助動詞「す」 「さす」 「しむ」の 2 尊敬+尊敬=~なさる。お~になる。 特に2の「尊敬+尊敬」を「最高敬語(二重尊敬 に使われると、 主語は帝レベルの高貴な人であることが 役+尊敬」=「~させなさる」になる場合もあり、特に上位 が高い。 1と2の見分けは文脈判断になるので、かなり注意深い読解が必要 ちなみに、 下に尊敬語「給ふ」などが付かず、単独で「す」 「さす」 「しむ」が ㋐は、 「求めさせたまひし」とあり、 「させたまふ」という形は「使役+尊 判別が必要だが、ここでは問い自体が「誰の誰に対する動作か」というものなの P OINT 使役=~させる。 「しめ給ふ」 の形をとる場合、次の二つの可能性があ 1 使役+尊敬=~させなさる。 「使役」の意 になる。

「させ給ふ」

「せ給ふ」

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