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388 【並べて】 (副詞) なべて A 389 「並べて」と漢字をあて、「同列に並べて」の原義か ら「普通。一般に」の意味となった。④の「なべてな らず」の形にも注意しよう。 鍋 っ て 普通 ⌇⌇ 、 す ⌇ すべて べ ⌇ っ て ⌇ く ● すべて。一般に。 普通。 一面に。一帯に。 (「なべてならず」の形 で) 並一通りではな い。 ①②③④ 「斜め」と漢字をあてる。「斜め」のものは、いい加 減で平凡なものであることから①の意に用いられ た。その意味と反対の③と④の意味に注意だ! ● 平凡だ。普通だ。 いいかげんだ。 (中世以降「なのめに」 の形で) 並一通りで なく。格別に。 (「なのめならず」の形 で) 並一通りではな い。格別である ①②③ ④ の世うく思し乱れし紛れに、 世を辛いと思い乱れなさったのに取り紛れて、 なべて の人とは聞こえぬ、 普通 の人とは思えい声が、 つらきことありとも念じて、 なのめに 思ひなりて、 (源氏) = つらいことがあっても我慢して、 普通だ と思うようになって、 おぼしめし……国をたまはって、 功績があるとお思いになり……国をくださって、 【斜め】 (形動・ナリ) なのめ (なり) A 格別だ ⌇⌇⌇ ⌇ なべて 若うをかしげなる声の、 (源氏) (源氏) 帝 なのめに (烏帽子) 格別に

= 帝は

何の目

平凡な ⌇⌇⌇ 目。いや

= すべて = 若く趣のある声で、

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