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(1) 368 清らを尽くしていみじと思ひ、 ところせき さましたる人こそ、 (徒然) 贅を尽くして立派だと思い、( いばっている )様子をした人は、 (源氏) ( おおげさな )調度や、はなやかな装いなどは、 秋の野に人まつ虫の声すなり我かと行きていざ (古今和) 秋の野に人を待つ松虫の声がするのが聞こえる。私を待っているのか と出かけて行って、さあ、( 問うてみ )よう。 うち出ででもありにしものを か に 苦しきまでも嘆くけ ふかな (和泉) 打ち明けないでも生きていられたのに、( 中途半端な状態で )、苦痛 を感じるほどに嘆く今日であるよ。 なかな 恥ぢかかやかむよりは、罪許されてぞ見えける。 (源氏) ( なまじっか )恥ずかしがって顔を赤くするようなのよりは、罪がな い様子に見えた。 知らぬ山がつも、 なづま ざるかたの潔く覚えて、 、さることか侍るべき。 訳 訳 訳 訳 訳 ゴロゴ例文チェック 単語 ~ 単語 音なくりぬるこそ、年の 名残 も心細けれ。 (徒然) 物音がなくなったのは、ゆく年の( 心残り )が感じられて心細い。 訳 389 (6) ところせき 御調度、はなやかなる御装ひなどは、 とぶらは む (2) (3) (4) (5)
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法皇
いまさら、 たとひ世をばそむくとも などか なのめならず
物の 死を軽くして、少しも なでふ 御嘆きありしほどに、 情け
(源氏) いまさら、( どうして )そのようなことがありましょう( か、いやあり ません )。 かくと知らせざらん。 (平家) たとえ世を捨て出家するとしても、( どうして )私にこうと知らせ てくださらないのだろう。
(源氏) 物の( 風情 )も理解しない山人も、 (徒然) 死を軽く思って、少しも( こだわら )ないところが思い切りがよく思わ れて、 訳 訳 訳 訳
な
(平家) 法皇が( 並一通りではなく )お嘆きになっていたうちに、 訳
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