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390 ゴロゴ例文チェック 単語 ~ 単語 なほ 悲しきにたへずして、 (土佐) このような中で、( さらに )悲しさにこらえきれないで、 よき人は、ひとへに好けるさまも見えず、興ずるさまも な ほざりなり 。 (徒然) 身分教養の高い人はむやみに風流を好んでいるようにも見えないし、 面白がる様子も( ほどほどである )。 うつたへに忘れ なむ とにはあらで、 (土佐) まったく忘れ( てしまおう )というのではなくて、 ※「なむ」は、完了(強意)の助動詞「ぬ」の未然形 推量(意志)の助動詞「む」の終止形 かく御子もおはせぬ女 にょうご 御の后に居給ひぬること、安からぬこ とに世の人 なやみ 申して (栄花) このように皇子もいらっしゃらない女御が后の位におつきになったこ とは、穏やかではないと世間の人は( 非難し )申し上げて、 思ひわびて、 ねんごろに 相語らひける友だちのもとに、 (伊勢) 思い悩んで、( 仲むつまじく )付き合ってきた友人の所に、 ひたぶるに仏を ねんじ 奉りて、 (更級) ひたすら仏を( 心の中で祈り )申し上げて、 はかなき たはぶれ事さへ、言ふ妻もたらむものは、なににか、 すべき。 (平中) ( ちょっとした )気晴らし程度のことでも、うるさく言う奥さんを持っ ている人は、どうしようもないわ。 桜は はかなき ものにて、かく程なくうつろひさぶらふなり。 (宇治) 桜は( 頼りない )ものであって、このようにすぐに散ってしまうのです。 はしたなき もの。こと人を呼ぶに、我ぞとてさし出でたる。 (枕) ( みっともない )もの。別の人を呼んでいる時に、自分だと思って出 て行った場合。 訳 訳 訳 訳 訳 訳 訳 訳 訳 聞き過ぐさむも、いとほし。しばし、やすらふべきに、 はた 侍らねば、 (源氏) 聞き捨てるのも、気の毒だ。しばらく、ぐずぐずしているわけには、 ( やはり )いきませんので、 訳 隔てなく慣れぬる人 ほど経て見るは、 はづかしから ぬか は。 (徒然) 分け隔てなく慣れ親しんだ人でも、時が経って会うときは、( 気詰ま りで )ないことがあろうか、いや気詰まりだ。 訳 427 + (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) かかるうちに、

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