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「いかで」
イ
文 「いか―」 カ君読めなくてど 「どう~」 うする 「いか―」ではじまる副詞は頻繁に古文に出てくる。「いかが」 「いかに」などが基本で、その応用バージョンは数多くある。 ● 副詞「いか︱」の基本的意味 1 疑問 「どうして~か。どのように~か」 2 反語 「どうして~か、いや~ない」 疑問か反語かの見分けは文脈判断による。反語の場合は、内 容的に否定していることになるので読み方も変わってくる。 11 副詞「いか─」
法 3 願望 「どうにかして~したい。なんとかしてしてほしい」 下に意志・願望の表現がきて呼応する。意志・願望表現とし ては、終助詞「ばや・なむ・てしが・にしがな・もがな」や、 助動詞「む・まほし・たし」など。特に意志の「む」に注意。 例えば、「いかで見む」=「どうにかて見よう」。 4 「いかが(は)せむ」 (→P 参照) 「いか︱」ではじまる副詞は 疑問か反語かの見分けが大 切ニャ! 願望の場合は下の語と呼応 するニャ~! 43
例えば「いで花咲かむ」=「どうして花が咲こうか、いや 咲かないだろう」となって、結論として「花は咲かない」と いうことになる。
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