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常
典
識
古
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⑧ 藤 原 道 長 と隆家を左遷し権力の座につく。一条帝に入内させた娘の中 宮彰子が初の皇子を出産したときの道長の喜びようは『紫式 部日記』に詳しく書かれており、入試でも頻出の箇所である。 ⑨ 中 ちゅう 宮 ぐう 彰 しょう 子 し 藤原道長の娘。一条帝の中宮。後一条帝、後朱雀帝の母。 女房には紫式部、和泉式部、赤染衛門などがいる ⑩ 紫 むらさき 式 しき 部 ぶ 中宮彰子の女房の一人。『 源氏物語 』の作者。中宮定子の女 房である清少納言とはライバル関係。面識はないが、『紫式 部日記』の中で清少納言を批判している。 ⑪ 赤 あか 染 ぞめ 衛 え 門 もん 中宮彰子の女房の一人。 歴史物語 『 栄花物語 』を書いた。『紫 式部日記』の中では好感を持って書かれている。 ⑫ 和 いずみ 泉式 しき 部 ぶ 中宮彰子の女房の一人。恋多き女性で、和歌の才があり、 『和 泉式部日記』中にも 敦 あつ 道 みち 親 しん 王 のう との和歌の贈答が多く見られ る。娘の 小 こ 式 しき 部 ぶの 内 ない 侍 し も歌詠み上手で有名。 藤原道長を中心とした 人物関係 ふじ なが 平安時代の政治家で「 御 み 堂 どう 関 かん 白 ぱく 」と呼ばれたが、関白職には 就いていない。赤染衛門の書いた『栄花物語』では道長を単純 に称賛しているに対し、同じ歴史物語でも『 大鏡 』 では批判 的視点 も記述されている。兄道隆の死後、道隆の息子伊周 わらの みち
古典常識
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