みんゴロ極める古文1
36 出家のためにはすべてを捨て去るべきだ、という文脈なので、 「べし」は「当然」の意 となり、「~すべ きだ」と訳してある2が正解。 Cもゴロの確認から入ろう。 舌たたんで食べる 準備をする したたむ=1食べる 2準備をする 舞う靴 準備して大儲け まうく=1準備する 2儲ける この「したためまうけて」は、「したため」も「まうけ」も結局「準備をする」という意味なので、 何を準備したのかがポイントになる。直前に「人の嘲りやあらん、行末難なく」とあるのがヒント。出 家後、他人から悪口を言われて非難されないように、前もって「したためまうけ」るという文脈なので、 1の「遺書の用意」はありえず、2や3や5では意味をなさない。正解は4。身辺の雑事を「前もって 始末しておいて」というのが正解。 Dはゴロで一発のおいしいパターン。 えー皿ずぅえった避けられない えさらず=避けられない 正解は1の「どうしても避けられない用事」。 「え避らず」 と漢字を当てて覚えておこう。 Gは「このあらまし」の「この」が指す内容と、「あらまし」の意味が取れればOKだ。
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