「新・ゴロゴ古文単語」オンラインフリー版v1.10
3 ① 終助詞 古文文法 【連体形に接続】 【連用形に接続】
2 なむ ◆てしか にシカ、食いたいものだ な」と清音で用いられたのは上代のみ。 「にしが・にしがな」は中古以後に用いら れた。 【未然形 に接続】 ににししがてがなてし・しががな・ [願望] ~し ものだ。 活用語の連用形に付く。
1 ばや
① 「連用形+な 「む」に品詞分解できる。 ◆ばーやはしたい 「ばや」は未然形に付いて自己の願望を表 す終助詞。副詞の「いかで」 が上にあると、 「いかで~ばや」 =「なんとかして ~したい」。 [願望] ~したい。 もあるので識別に注意。 形などに接続 】 【未然形 に接続】 【 体言・形容詞の連用 4 もがももがな
① 「てしか・てしか ◆未然にナムナムしてほしい この「なむ」は未然形接続。 む」ならば、 「な」と 他に係助詞「なむ」 [願望] ~してほしい。
5 かし 【文の終止した形に
6 ものかは
接続】
「もが・がな」 ・がな」
① ◆もの買はんやつは問題じゃない、いや そうではない 終助詞「ものかは」は強い詠嘆 「~ではな いか」と反語意味で「~であろうか、 い や、そうではない」 と訳す。 [強い詠嘆] ~ではないか。 [反語] ~であろうか、いや、そう ではない。 ① ②
① ◆貸しだよね、と念を押す 「かし」は念押しの終助詞で、言い切りの 文末に付く。 「ぞかし」という形でさらに 念を押す形も多。 が多い。 [念を押す] ~よ。~ね。
◆桃がない、 桃がもっとあればなあ 終助詞「もがな・もがも」は とも言う。平安時代以降は「もがな あればいいなあ。
[願望] ~があればいいなあ。 ~で
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