「新・ゴロゴ古文単語」オンラインフリー版v1.10
読みで問われる古典常識語
古典 常識
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解 説 〔〕は歴史的仮名遣い
古典常識語 読 み (現代仮名遣い)
1 愛敬 〔あいぎゃう〕かわいらしさ。P106 参照 2 白(青)馬の節会 あおうまのせちえ 〔あをうまのせちゑ〕P288 参照 3 閼伽棚 あかだな 仏前に供える水や花などを置く棚。 4 浅茅生 あさじう 〔あさぢふ〕茅萱(ちがや)の茂って いる所。 5 朝 あした 「あかつき → あけぼの → あした」 の順で夜が明ける。 6 阿闍梨 あじゃり・あざり 高僧。 7 網代車 あじろぐるま 牛車の一種。 8 按察使 あぜち 地方行政を監督・視察する官職。 9 朝臣 あそん 貴族の敬称。 10 海士・海人 あま ①漁夫。②海にもぐって貝・海藻な どをとる女性。①の場合は「海女」と は書かないので注意。 あいぎょう
陰暦 16 日以後(特に 20 日過ぎ)に出 る月。 「五十日の祝ひ」は「子どもが生まれ て 50 日目にする祝い」。 〔いさよひのつき〕 『十六夜日記』は「いざ 4 よいにっき」。 特に陰暦 8 月 16 日の月。 〔いたづらなり〕①無駄である。② むなしい。P24 参照 男性から妻・恋人を親しんで呼ぶ語。 後見人。「後見」とも。P126 参照 〔うたあはせ〕平安~鎌倉時代に流 行した文学的遊戯。 「うち」は「宮中」「天皇」という二つの 意味もチェック。P127 参照 現実。「夢」の対義語。P129 参照 元服した男子のかぶり物の一種。日 常の場では烏帽子、公式の場では冠 という使い分けがあった。P291参照 〔あふぎ〕 古くは「団扇(うちわ)」を、平安時代 以降、「扇子(せんす)」をいう。 〔おほす〕おっしゃる。P38 参照 〔おほとなぶら〕宮中や貴人の家の 正殿にともした油の灯火。
11 有明の月
ありあけのつき
12 五十日
いか
13 十六夜の月
いさよいのつき
14 漁火
いさりび・いざりび 魚をさそうために、夜、漁船でたく火。
15 徒ら(なり)
いたずら(なり)
16 妹
いも
17 後ろ見
うしろみ
18 歌合・歌合は せ
うたあわせ
19 内裏 ※二通り うち だいり
20 現
うつつ
21 烏帽子
えぼし
22 扇
おうぎ
23 仰す
おおす
24 大殿油
おおとなぶら
〔おほとのごもる〕 お休みになる。P40 参照
25 大殿籠る
おおとのごもる
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