「新・ゴロゴ古文単語」 特典版v1.20
購入者特典版電子ブック ・ゴロ合わせ音声 ・巻頭言/古文単語を考える ・Cランクイラスト ・例文 ・百人一首
さて「嘘古で文す」。を勉強する意味って何なのでしょうか。 「先生は、単語、どくらい覚えているんですか?」 「東大講座」をもち続けて十何年、単語くらい……。あれ? 少ない? ……300語……。 「古文単語」はどのくらい覚える必要があるんでしょうか
● 巻頭言 「なんで古文なんか、勉強せなあかんの?」 「タイムマシンができたら、日本は平安貴族だらけよ。」 「夢の話しやん……。」 「その壮大夢の先に、古文を する意味がある!」
- i -
- ii - 「英語のようにすらすらと古文が読めないんです。」 正直に言います。読めませんよ。先生も……。 ただし、これも言っておきます。問題は解けます。 「この単語帳不良品です。この単語が載っていません。」 「受験で出るすべての単語が載ってる本があるけど、覚える?」 ……辞書。 「古文」を解くのに必要な力って何なのでしょうか。 受験で出題される単語の多くは、単語帳には載 っていません。類推によって答えを導き出す、 その力を問うているからです。類推力を鍛えたら、実は300語で受験は闘 えます。それを知 らないと延々と単語帳を買いあさ、単語帳難民となりま。知っておいてください。この『新 ・ ゴロゴ古文単語』は、満点を取るための でありません。最小の労 力で、最大の結果
- iii - を出すための単語帳です。単語を覚えることは古文学習全体の数%にも満た もいいから「早く」覚えることです。その先に「古文」の世界が広がります。 との、いい距離でのつき合い方です。 それでは最後、古文を勉強する意味です。何なのでしょうか。 それは、古文を勉強る中、皆さんが自らで発見しなければならない課題 です。しかし、その 中心に必ず「楽しさ」があること、少しだけ先にお伝えしておきますね。単語 などに時間をか けていたらもったいな。早く覚えて、早く豊潤な古文世界を楽しみにきてください。 西大和学園 国語科教諭 辻 孝宗
ない。方法は何で これが古文単語
● はじめに この『新・ゴロゴ古文単語』は、 古文単語集のベストセラー『古文単語ゴロゴ』を リニューアル&ブラッシュアップ させた本です。これまで以上に 「使える」単語帳へ と進化 させるため、大改訂を行いました。 まずは西大和学園の生徒たちに、以前の『古文単語ゴロゴ』を用いて単語を覚えて もらいました。その過程で見えてきた 旧『ゴロゴ』のメリットやウィークポイントを 分析し 、さらには 生徒からの生の意見を集めて 、どんな単語帳が本当に「使える」 のかを考えました。
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ゴロで覚えることに特化した『ゴロゴ』は、 「早く」覚えることにかけては他のどの 単語帳よりも断然に優れています 。今回、収録単語600語を新たに選び直すにあた り、 「合否にかかわる単語かどうか」 を採用基準としました。入試の傾向も大きく変化 したこの令和の時代に、最もマッチする単語を徹底的に分析して選別しました。また、 複数の単語を関連語としてひとまとめにせず、できる限り一項目として独立させてい ます。文法や古典常識といった単語以外の項目も含めて、 最短で合格へと導く内容 に 仕上がりました。 この『新・ゴロ ゴ古文単語』には 「最小の労力で、最大の結果を出す」 ための秘訣がいっ ぱい詰まっています。ぜひこの本がぼろぼろになるまで使っください。
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75 90 教科書の読解から難関大入試の対応までバッチリの600語 以前の『古文単語ゴロゴ』 の出題を含め、超最新の頻出単語を厳選しました。 とにかく楽しくスピーディに! 全600単語をゴロ覚え ゴロゴの真骨頂はゴロの覚えやすさ。イラストとあわせることで記憶がしっかり定着します。 志望大学やレベルに合わせて効率よく学習できるランク分け Aランク (185単語) …… 教科書学習など、基礎的な古文を読み解くために必要な最重要単語。 Bランク (240単語) …… 共通テスト %突破、上位大学合格レベル。 Cランク (175単語) …… 共通テスト %突破、難関大学合格レベル。 ● 本書の特長 3 2 1
から掲載単語を大幅にブラッシュアップ。直近の大学入学共通テストで
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1 20 日 単語ずつ覚えていけば、Aランクは 日、Bランクは 日、Cランクは 日。トータル か月 で 語をマスターできます。 古文の世界がぐっと身近になる! 理解と知識を深める解説 文法から古典常識、和歌に文学史まで、 冊でしっかりカバー ゴロで覚える文法&文学史、入試で問われる敬語や和歌まで、 暗記チェックも楽々! 通学時にも使いやすいハンディサイズ 覚えるのに適したレイアウトで、単語帳としての扱いやすさも徹底的に追求しました。 本での勉強だけじゃない! 無料で使えるデジタルコンテンツ スマホ・タブレットで使える学習ゲーム&テスト対策 ・単語並び替え機能も付属しています。 6 5 4 10 12 9 1 600 漢字表記や多義語の対応、さらにA 1 7 ・Bランク単語には、
語源や反対語・同義語等の解説もプラス。
プラスアルファの古文力も伸ばせます。
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A~Cランク単語 1
かチェックよう。 種類を掲げています。 古語
ランクごとに
単語てのい並まびすは。
いにて表記し
歴史的仮名遣
単語は平仮名・
● 本書の使い方
50 音順で掲載。
ば ー や は したい [自己の願望] ~したい。
① ② ③ しっかりし
きわだっている。
てきぱきしている。
A145 はかばかし 【果果し】 形・シク
ばや (終助)
目隠しゴロあわせ 単語の意味の箇所が●で隠 漢字表記・品詞欄 【 】内は単語の漢字表記、 ( )内は品詞を記載。動詞・ 形容詞・形容動詞は活用の れているので、奥のゴロを 見ずに正しく言えるかどう
ば ー や は
(P
( ) 墓場 で 貸し 借り、 3333333
「未然形+ばや」は、大半が自己の願 望の終助詞「ばや」だが、接続助詞 「ば」+係助詞「や」 =仮定条件の疑 問~としたら~か」もあるので注 意。
83 )の対義語で、 事態の 進行がてきぱきしているさまに用い、 そこから②・③の意味が生じた。 3 「果果し」と漢字をあてる。 「はかなし」
墓場 で 貸し 借り、 しっかりしてる
333
3
3
3
① ② ③ 中途半端だ。 みっともない体裁が悪い。 つれない。
間違い。あやまり。 道理に外れた行為。悪事。
えたら ひがごと (名【)僻事】 333 3
A146 はしたなし 【端なし】 形・ク
の意。 「ひが目(=
、
( ) 33333 走 っ た梨 、 3 333
火がゴ ーっ と 燃
「僻事」と漢字をあてる。 「ひが」は「間違っている」 違い)」 などと使う。 火がゴ ーっ と 燃 えたら 間違い だ 「ひが覚え(=覚え 見間違い)」 、 「ひが聞き(=聞き間違
「端なし」と漢字をあてる。 とは意味が違 33 3 3 3 3
「どっちつかずで中途半端
い)」
うので注意。
現代語のはしたない」
古語では、 でみっともない」の意。
い
走 っ た梨 、 中途半 端で みっともな
だ
3
84
品詞略語一覧
連語 :連語
接尾語:接尾語
接助 :接続 副助 :副助詞 終助 :終助詞 間投:間投助詞
係助 :係助詞
助動 :助動詞
感動詞:感動詞
接続詞:接続詞
副詞 :副詞 連体詞:連体詞
形 :形容 形動 :形容動詞
動 :動詞
代 :代
名 :名詞
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訳語 ゴロに含まれ
85 解説 単語の語源や関連語、入試 A147 ばや (終助) います。 ゴロあわせ ゴロは、単語を表す語から ゴロの内容がイメージでき A148 ひがごと (名【)僻事】 ば ー や は 3 333 えたら 333 3 だ 品詞てにいよまるす意。 違い 味の は [ ]にて分けて スタートしています。古語 を見て瞬時にゴロが暗唱で 視覚もフル活用 記憶を きるようになればOK。 イラスト 定着させよう。 説になっています。 3 るような絵にしています。 で問われるポイントなど、 3 短いながらも内容の濃い解
て意味を分け
場合は【 】内 の漢字表記に
同音す異。義語の
表記していま
群を赤字にて
覚えたい意味
る、優先して
① ば ー や は したい [自己の願望] ~したい。
しっかりし
きわだっている。
てきぱきしている。
はかばかし 【果果し】 形・シク
(P
墓場 で 貸し 借り、 3333333
「未然形+ばや」は、大半が自己の願 望の終助詞「ばや」だが、接続助詞 「ば」+係助詞「や」 =仮定条件の疑 問「~としたら~か」もあるので注 意。
「果果し」と漢字をあてる。 事態の 進行がてきぱきしているさまに用い、 そこから②・③の意味が生じた。 3 「はかなし」 )の対義語で、
墓場 で 貸し 借り、 しっかりしてる
3
① ② 間違い。あやまり。 道理に外れた行為。悪事。
中途半端だ。 みっともない体裁が悪い。 つれない。
はしたなし 【端なし】 形・ク
の意。 「ひが目(=
、
走 っ た梨 、 33333 3 333
火がゴ ーっ と 燃
「僻事」と漢字をあてる。 「ひが」は「間違っている」 違い)」 などと使う。 火がゴ ーっ と 燃 えたら 間違い だ 「ひが覚え(=覚え 見間違い)」 、 「ひが聞き(=聞き間違
「端なし」と漢字をあてる。 とは意味が違 33 3 3 3 3
「どっちつかずで中途半端
い)」
うので注意。
現代語のはしたない」
古語では、 でみっともない」の意。
い
走 っ た梨 、 中途半 端で みっともな
な使い方 市販の赤チェ
書籍の上
ができま。
分を隠すこと
とで、訳 ゴロあわせ部
を調節するこ
自体の開き方
きますが、本 語・
を非表示にで
文の赤字箇所
使うことで本
ックシートを
手
7
Cランク単語 2 紙書籍版ではCランクの単語は漢字表記・品詞、 ゴロあわせをシンプルにまとめています。ここま ば600語制覇も目前です! (紙書籍版) 全単語さくいん 3 本書を最終ページから開くと、見出し全単語のさ として利用できます。ゴロあ わせも掲載しているので、 暗記のチェックにも使えます。 で進め
(形【動如・何ナ様リ】) イカサマ って どのように やるの?
どのようだ。どんな具合だ。 いかさま (なり) (連【語或は】 / 接続詞) あるは ずだ、 あるものは
① [連語] ある者は。ある場合は。 (名【)饗設け】 あるじ儲け 過ぎ、 ごちそう しろよ
C012 (動【・饗サす変】) あるじス ッと ごちそうする
① ごちそうする。もてなす。 あるじす 【有りと有る】 (連語) アリと歩 いて すべ っ て んの
① (連語) あ 、 ベ ー カリ ーが あるに違いない
C005 あるに違いない。あるだろう。 あべかり (形【動貴・はナかリ】) アテはか なり 上品 ですわ 上品だ。優雅だ。 あてはか (なり) (動・ラ下二) あかる く 別れ よう! 生きながらえて。 とどのつまり。挙句の果てに。 ありありて 【有り・在り】 (動・ラ変) アリ も 生きている 生きている。 生活する。 存在する。 あり (連語) アメリ カに あるようだ ① C004 C003 【別る・散る】 C010 ① ② ③ C009 C008
① ② 【飽かなくに】 (連語) 開かな い 国 に龍馬は 満足してないのに
C002 満足していないのに。名残惜しいのに。 (詠嘆の意で) まだ飽き足りないのになあ。 あかなくに (形動・ナリ) あ ぁ、 絵描 きは きゃしゃだ きゃしゃだ。弱々しい。 あえか (なり) ① C001
訳語と
C013 [接続詞 または。もしくは。 あるは どこ。どのあたり。 いづら・ (形【・労シしク】) 痛 み はし るの? 苦しい の? 気の毒で お世話したい
C011 すべての。 ありとある
① ごちそう。饗応 (きょうおう) 。 あるじまうけ
① 別れる。離れる。 あかる
① ② ③ (病気や心労などで) 苦しい。 気の毒だ。かわいそうだ。 お世話したい。大切にしたい。 いたはし 【諌む / 禁む / 勇む】 (動・マ下二) いさむ 君への 忠告 を 禁止する 【諌む】 忠告する。 【禁む】 禁止する。 いさむ C018 いづち C017
(動・タ四) い え 出たつ いでに 出発する
【出で立つ】
(代【名何)ら】 い い ヅラ ! い い 土 ! どこ で買ったの?
(副【詞幾)許】 イク ラ バク バク、 どれほど 食べても それほど 高く ない よ
① ② 【在り在りて】 (連語) アリアリて ーへん、 生きながらえ て トドの あ つまり
① ② 【敢へなむ】 (連語) あ ー、 変なム ードでも 仕方がない
C007 仕方がない。我慢しよう。 差し支えがないだろう。 あへなむ 【敢へ無し】 (形・ク) あ ー 変 な 梨 、 がっかり 。 どうしようもない C006
C016 いくばく
いでたつ
① あるようだ。 あめり
① ② がっかりする。張り合いがない。 どうしようもない。 あへなし
Cランク単語
の形で下に打消表現を伴って
① ② ③ 【勇む】 気負ってはやり立つ。励ます。 ) それほど (~ない) 。いくらも (~ない) 。
① ② どれほど。どのくらい。 ( 「いくばくも」
出世出す仕出るす発。るす。る。
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くいん
●全単語さくいん あ あいぎゃう
: あい ちゃん ぎょう さん かわいらしい · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 106 : 愛なし では つまらない 、 わけもなく 気に食わない · · · · · · · · · · · · · · 12 : あ ぁ、 絵描 きは きゃしゃだ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 106 : あかず の扉じゃ もの足りない 。 赤ず きん着ても 嫌にならない · · · · · · 12 : 開かな い 国 に竜馬は 満足してないのに · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 228
あいなし
あえか (なり)
あかず
あかなくに
あかぬわかれ : あか ん、 ヌ ーとの 別れ は 名残惜しい · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 13 あからさま (なり) : アからサま では ついちょっと · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 13 あからめ : あ っ 空メ ール、 わき見 する間に 浮気 する · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 107 あかる : あかる く 別れ よう! · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 228 あきらむ : アキラ 、 む かしのことを 明らかにする · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 107 あく : 悪 魔 満足する が、やがて 嫌になる · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 108 あくがる : あ ー 久我ル ンルン、 さまよい歩い て うわの空 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 108 あげつらふ : あげ で つらぶ つ、 議論する · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 109 あさまし : 朝 、目覚 まし に 驚き呆れ て 情けない · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 14 あさむ : 朝 、 紫 式部に 見下され て 驚き呆れる · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 109 あし : アシ カのショーが 悪い 、 下手だ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 110 あした : あした の 朝 は 翌朝 だ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 110 あそばす : あ ー そば か す だらけ なサル · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 111 あそび : 遊び 欲 しいか 、 缶 蹴り ゲン コ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 14 あだ (なり) : あ ー だ 、 浮気 は 無駄 よ、 はかない わ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 15 あたらし : あ っ、 たらし ちゃった、 もったいない · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 15 あぢきなし : あ ー 磁気なし バンド、 つまらない · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 16 あつかふ : 悪化 ! ふ たたび病人の 世話をする · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 111 あつし : あつし の婆ちゃん 危篤だ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 228 あて (なり) : あて だっせ、 上品 で 身分が高い のは · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 16 あてはか (なり) : アテはか なり 上品 ですわ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 228 あない (す) : あ 、 ナイス な 取り次ぎ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 112 あなかしこ : 穴貸し っ こ なんて 決して やる な 、 ああ恐れ多い · · · · · · · · · · · · · · · · · 17 あながち (なり) : 穴が小 さくなる。 ム ッ、 闇 だけど 無理やり 進もう · · · · · · · · · · · · · · · · 17 あなかま : 「 あ っ 仲間 だ!」「 静かに !」 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 112 あなづらはし : あな たの ヅラはし ょーもないから 遠慮しない で 馬鹿にしたくなる · · 113 あなる : あ ー、 なる ほど あるようだ と 推定 し、 あるそうだ と 伝聞 する · · · · · · · 113 あはれ (なり) : 「 ああぁ 、 晴れ た」と しみじみとする · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 18 あふ : あ ぁ、 ふ と 結婚する · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 114 あべかり : あ 、 ベ ー カリ ーが あるに違いない · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 228 あへず : あ ぁ ヘ は ず っと 堪えられない · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 114 あへなし : あ ー 変 な 梨 、 がっかり 。 どうしようもない · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 228
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・らる」 単語がマスターできたら、古文力をさらに伸ばすため、文法・古典常識・和歌・ 文学史にチャレンジしましょう。試験でよく問われる内容を重点的に、ゴロあ わせやイラストをまじえて分かりやすくまとめていま。 古文文法・古典常識・ 4 デジタルコンテンツ 5 和歌・文学史 「まし」も大切だ。
」
1 未然形接続の助動詞 世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし (古今) 世の中にまったく桜がなかった ならば 、春を迎える人の心は(桜の散るのを 心配しなくてもいいので)のんびりとした気分 であったろうに 。 完了に関する助動詞が多い ありわらのなりひら 原業平 の有名な和歌。「たえて~なかり」 は過去の助動詞「き」の未然形。 「のどけし」の未然形+反実仮想「まし」 。 文法 は過去、 ・たり」は完了、 「けむ(けん)
古文 文法 ラブル。 助動詞の接続、まずは未然形接続の助動詞をゴロで覚えよう。この中では「る が出題率第1位、 「む・むず」 が2位。打消の「ず」 、反実仮想の は全否定「まったく~ない」 。「せ/ば」 の「せ」 「せば~まし」は反実仮想。 「のどけから/まし」は形容詞 る ~ る ム 「むず」 い マ 「まし」 ンで 「る」 ら 「らる」 、 す さ 「さす」 、 志 「しむ」 マ んで、 「す」 ~ す 村 ズ 「まほし」 「ず」 ラ。 ジ ム の ズ 「じ」 「む」 シ ホ死 ミ 未然形接続 ゼ
訳 は下に助動詞を伴って強意の意味で使われる場合が 「つ・ぬ
文法 ● 「言ひ/しか/ば」=ハ行四段活用動詞「言ふ」 +接続助詞「ば」 はワ行上一段活用動詞「率 ゐ る」の連用形。
古文 文法 続いて連用形接続の助動詞だ。 は過去推量の助動詞なので、連用形接続の助動詞は過去・ ことがわかる。ただし、 「つ・ぬ」 ● 在 の連用形+過去の助動詞「き」の已然形 は特殊な活用をするので注意。「率 2 連用形接続の助動詞 蹴 っ た り つ ぬ っ し 「けり」 「たり」 「つ」 「ぬ」 た 「たし」 、 危 「き」 「けむ」 よ 連用形接続 ! 険 だ う 「き・けり」
訳 あるので注意。 この男の家ゆかしくて、率 ゐ て行けと言ひしかば、率 ゐ て来たり。 (更級) この男の家が見たくて、この男に連れて行けと 言ったので 、男は私を連れて 来た。 。過去の助動詞「き」
ゐ /て」の「率 ゐ 」
束帯は、朝廷の儀式・ 着用した男子の正装。頭には 冠 かんむり を つけ、右手に 笏 しゃく を持つ。 束 そく 帯 たい
かりご ろも 狩 かり 衣 ぎぬ
衣服
古文文法 笏 しゃく 冠 かんむり こうぶり
古典 常識
4
飾 かざ り太 た ち 刀
文武百官が
単 ひとえ 行事の際に、天皇以下、
狩衣は、もとは鷹狩り用の 衣服で、平安時代中期以降 、 た。下に
貴族の常用服となっ 指 さしぬき 貫 または 狩 かりばかま 袴 をはく。鎌 倉時代以降は、少しあらた まった貴族の常用服となり 、 武士の武服としても用いら
れた。
にひと 「じふにひとへ」)
十 じゅう 二単 (歴史的仮名遣いは え
表 う ぎ 着 唐 からぎ 衣 わ
引 ひ き腰 ごし 裳 も
打 う ち衣 ぎぬ
ぬ
260 十二単は、女官の正装である女房装束の略称。 白 しろこそ で 小袖 に 緋 ひ の袴をつけ、その上に 単 ひとえ ・ 五 いつ つ 衣 ぎぬ ・ 打 う ち 衣 ぎぬ ・ 表 うわぎ 着 を重ね、 さらにその上に 唐 からぎぬ 衣 を着て、
腰には 裳 も をつける。 汗 か ざ み 衫 汗衫は、もとは汗取りの下着。平安時代中期以 降、内裏に奉仕する少女が用いた上着。 小袿は、高貴な女子の日常服。 唐 からぎぬ 衣 ・ 裳 も などを 着ないときに、上にうち掛けて着た上着。 小 こう ちき 袿 こう ちぎ
緋 ひ の袴 はかま
烏 え し 帽子 檜 ひおう ぎ 扇 ぼ
狩 かりぎ 衣 かりごろも
ぬ
261
裳 も
引 ひ き腰 ごし
名遣 ( 「なほし」)
な お し 直 の 衣 い 歴史的仮 は
う
し
文学史 は女性の肌着のこと。 衵 あこめ 水干は、 狩 かり 衣 ぎぬ の一種で庶民の普段着だったが、の ちに公家・武家の私服、 かん 干 直垂は、もと庶民服で、のちに公家や武士の 平服となった。室町時代以降は、武士が用いて出 仕の り江戸時代には 最上の礼服となった。 直 ひた たれ 垂 物語 威 伊勢物語 勢 のいい ヤ 大和物語 マト 君が「 ヘ 平中物語 ーイ、チュー ハイ♪」と 歌 歌物語 うたう 歌物語 としては『 伊 い 勢 せ 物 もの 語 がたり 』 『 大 やまと 和 物語 』 『 平 へい 中 ちゅう 物 語 』の三つがある。そのうち特に『伊勢物語』は 主人公・ 在 ありわらのなりひら 原業平 の名から『在 ざい 五 ご 中 ちゅう 将 じょう 物語』 『在 ざい 中 ちゅう 将 じょう 物語』 『在 ざい 五 ご が物語』とも呼ばれ入試で頻出。これら歌物 語は 紫 むらさき 式 しき 部 ぶ の 『源 げん 氏 じ 物語』に大きな影響を与えた 。 2 衵は、男性が 束 そく 帯 たい 姿の時に着用する衣服。また 指 さしぬ き 貫 烏 え 扇 ぼ し 帽子 檜 ひおう 直 の 衣 少年の晴れ着となった。 ぎ 水 すい
1 「正服・礼服でない 直 勅撰集 線 コースで コ 古今和歌集 キン 君が 五 後撰和歌集 千 円 拾 拾遺和歌集 っ 後拾遺和歌集 金葉和歌集 よって編ま
竹 取 ウ ショック! 竹取物語
ご
た 後
解説 直衣は、天皇や高貴な人々の日常服。 直 ただ の衣」の意。あらたまった時は 冠 かんむり 、くつろいだ時には し 帽子をつけ、 指 さし 貫 ぬき を着用する。 、 金 曜 日に 歯 後鳥羽院 と お ニ 新古今和歌集 ュー 勅 ちょく 撰 せん 集 しゅう とは天皇・院の命に 和歌集のこ と。「 八 はち 代 ②『 後 ご 撰 せん 和歌集 』、 ③『 拾 しゅう 遺 い 和歌集 』、 ④『 後 ご ⑤『 金 きん 葉 よう 和歌集 』、 ⑥『 詞 し 花 か 和歌集 』、 ⑦『 千 ⑧『 新 しん 古 こ 今 きん 和歌集 』 ( 後 ご 鳥 と 羽 ば 院 いん の勅命 )が重要。特に最初 の三つは「 三 さん 代 だい 集 」という。 『古今和歌集』の撰者である きの つら ゆき の歌論『 仮 か 名 な 序 じょ 』も大切。 し 之 烏 え ぼ だい 集 」の①『 古 こ 今 きん 和 わ 歌 か 集 しゅう 』、 拾 遺 しゅう い 和歌集 』、 せん 載 ざい 和歌集 』、 紀 貫
小 こうち 袿 こうち
ぎ 檜 扇
き
文学史
う
宇津保物語 ッホ ウッホ、 窪 落窪物語 みに 落 ちて 電 伝奇物語 気
和歌集
緋 ひ の袴 はかま になった 詞花和歌集 科 へ行って 洗 千載和歌集 剤
れた
ひおう
ぎ
286
祖 る 『源氏物語』以後の平安時代の物語群としては、 『 浜 はま 松 まつ 中 ちゅう 納 な 言 ごん 物語 』 『 堤 つつみ 中 ちゅう 納 な 言物語 』 『 夜 よる (半 (よわ) )の 寝 ね 覚 ざめ 』 『 狭 さ 衣 ごろも 物語 』 『 とりかへばや物語 』があり、 入試最頻出。 すべて源氏物語』の影響を受けており、 特に『夜 (半)の 寝覚』 『狭衣物語』にはその影響が大きい。 堤中納言物語 源 とりかへばや物語 源氏物語以後 氏の後 の 中 納言 、 浜松中納言物語 夜半の寝覚 覚め の 衣 狭衣物語 を 取 りかえ
解説 しょう 』を書いた。 ふじわらのさだいえ 原定家 は第八番目の勅撰集『 新 古今和歌集 』の撰者となり、父俊成の (しゅんぜい) (ていか) 俊 成 息子の 藤原俊成 君の 「 剤 者であり、また 、 価 も たに げん 」を理想とする歌論 幽 玄 ゆう こ 来 風 体 抄 てい 藤
でん 『源氏物語』の中で「物語のいでき始めの 『落窪物語』は 歌物語同様、
解説 物語』は おや なる 竹取の翁」と書かれていることでも有名。 はは いじめの内容をもつ。これら伝奇物語は 『源氏物語』に大きな影響を与えた 。 寝 伝 奇 物語 』 『 落 おち 窪 くぼ 物語 』の三つがある。そのうち『竹取 き 物語(作り物語) としては『 竹 たけ 取 とり 物語 』 『 宇 う 津 つ 保 ほ 継 母 まま
洗
た。
藤 た「 有 う 心 しん 体 たい 」を理想とする『近 きん 代 だい 秀 しゅう 歌 か 』 『毎 まい 月 げつ 抄 しょう 』を書い らい ふう
千載和歌集 定 藤原定家 新 新古今和歌集 ふじわらのとしなり 原俊成 は第七番目の勅撰集『 千載和歌集 』の撰 『古
「幽玄」を一歩進め
302
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● 電子書籍版 目 次
古文文法 (活用表・助動詞・
Cランク単語 175
Bランク単語 240
Aランク単語 185 助詞・敬語)
古典常識・和歌 (百人一首) ・文学史
本書の使い方
本書の特長
はじめに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・
・・・・
351
317
227
105
011
006
004
002
が終わったあとに
・・・・・・・・・・・・・・・ クラウドファンディング謝辞 「みんなのゴロゴ」とみんゴロ選手権 『新・ゴロゴ古文単語』
全単語さくいん
監修、 イラスト ・ ナレーション担当
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
432
415
414
412
410
10
1
185 語 Aランク単語
」の形で)
① ② ③ 気に食わ 。 (連用形「あいなく〔う〕 つまらない 。面白くない。
もなく 。むやみに。
A001 あいなし 形・ク
( ) A002 ( ) 「愛無し(=面白みがない )」 「合ひ無し (=不調和だ)」 などの説がある。 連用形「あいなく〔う〕 」の形で「むや みに・わけもな く」という意味も大切。 愛なし では 3 33 333 3 、 3 3333 3 3 3 333333 3 「あく(=①満足す る。②いやになる) 」 (A )の打消表現で、 「飽かず」と漢 字をあてる。 「ず」が活用して「あかぬ」 や「あかざ る」となってもわてないように。 あかず の扉じゃ 3 333333 3 。 赤ず きん着ても 3 333 3 005
わけ
愛なし では つま らない 、 わけもな く 気に食わない
① ② 嫌にならない 。飽きない。 あかず の扉じゃ もの足りない 。
もの足りない 。満足しない。
あかず 【飽かず】 連語
嫌にならない
赤ず きん着ても
12
① ② ついちょっと ついちょっと 。仮に。 急に。たちまち。 アからサま では
A003 あからさま (なり) (形動・ナリ) あきらむ (動【・明マら下む二】) A004 3 3 3 33 3
アからサま では
333333
近世以
現代語の「あらわだ」の意は、 ②の降用の例用は法上。代に多く、中古では① の用例が多い。入試では①が頻出。
を晴らす。
① ② 明らかにする 。はっきりさせる。 心の中を明かす。気持ち
アキラ 、 む かしの
ことを
「明らむ」と漢字をあてて覚えておく (=断念する)」 アキラ 、 む かしの ことを 明らかに する
と混同しないように。
現代と語便の利「。あきらめる
3333
13
① ② 満足する 。 嫌になる 。飽きる。
A005 あく 【飽く】 動・カ四
004 A006 ( ) 「飽く」と漢字をあてる。 打消形 「あかず」 (A )の形が頻出 3333 3 が、 やがて 3 333 3 「憧る」と漢字をあてる。 現代語の「あこがれる」 の元になった あ ー 久我ル ンルン 、 3 3333 3 て 3 3333 3 思い ( )
ちなだみ。にあく」には同音異義語で 「開く」 「空く」の意味のものもあるの で注意。 悪 魔 3
やがて 嫌になる
悪 魔 満足する が、
③ 焦がれる。 うわの空になる 。魂が抜け出る。
① ② さまよい歩く 。浮かれ出る。 心がひかれて落ち着かない。
33 あくがる 【憧る】 動・ラ下二
語。「心が体から離れてさまよう」 と いうのが原義。 下二段活用であることに注意。
うわの空
あ ー 久我ル ンルン、 さまよい歩い て
14
① ② ③ ④ ひどい。
驚き呆れる 。 情けない 。興ざめだ。 話にならない。
A007 あさまし (形・シク) 3 て 3 3
朝 、目覚 まし に
(A
3333
「驚き
008 )に対応する形容 詞で、善悪両方の事態に対して 呆れる」の意味で使われる。 ②以下の意味も要チェック。 驚き呆れ て 情けない 007 ) の元となった動詞。 「あさましがる」という動詞もほぼ同 は別の語で、 朝 、 紫 式部に 見下され て 驚き呆れる 【あさむ】 驚き呆れる 。驚く。 【浅む】 見下す 。馬鹿にする。 ① ② 動詞「あさむ」 朝 、目覚 まし に 「あさむ」は形容詞 「あさまし」 「浅義む。」と漢字をあてる② ①のほうが重要だ。
3
3
A008 あさむ 【あさむ / 浅む】 (動・マ四) 3 3 3 3
(A
朝 、 紫 式部に
3333
て
3
15
① ② ③ 卑しい。
悪い 。 下手だ 。
A009 あし 【悪し】 形・シク アシ カのショー
が
「あるし。 → わろし → よろし → よし」 という順で最悪から最高になり、要 するに 」 は誰が見てもサイテー なこと。
( ) A010 ( ) 「あし」は文脈でいろいろな意味にな 3 33 3 、 3 333 3
が 悪い 、 下手だ
アシ カのショー
① ② ③ ④ 無駄なさま 。 はかないさま 。 いい加減な 。 浮気なさま 。
あだ (なり) 【徒】 形動・ナリ
156 「徒」と漢字をあてる。 女性関係に使われると①の意味にな り、非難の対象になる。 反対語はまめなり」 (A )で、 「まじ めで誠実なさま」。 あ ー だ 、 3 33 3 は 3 33 3 よ、 3 3333 3 わ
あ ー だ 、 浮気 は 無駄 よ、 はかない
わ
16
① ② あ っ、 たらし ちゃ った、 もっいない もったいない 。惜しい。 立派だ。素晴らしい。 だけで用いて、① の意味があ うは「新 「せ
A011 あたらし (形【・惜シしク】) った、 333 3
あ っ、 たらし ちゃ
「惜し」と漢字をあてる。 ②「惜しくも」
語幹の「あたら」 「新し」と漢字をあてるほ っかく」、
る。 しい」の意。
333
3
① ② ③ つまらない 。情けない。 どうしようもない。無益だ。 道理に合わない。
A012 あぢきなし 【味気無し】 (形・ク) ンド、 3 33333
あ ー 磁気なし バ
「味気無し」と漢字をあて、望ましい 結果が得られず行き詰まってどうし ようもない状態を表す。 現代で面白みのない場合に「あじ けない」と使うよね。 あ ー 磁気なし バ ンド、 つまらない
17
3
① ② 上品だ 。優美だ。
身分が高い 。高貴である。
A013 あて (なり) 【貴】 形動・ナリ
( ) A014 ( ) 「貴」と漢字をあてる。 階級的な高貴さと内面的な美しさの 調和した上品さ、優雅さを表す。 対義語はいやし (=身分が低い。下 品だ)」 。 あて だっせ、 3 33 3 で 3 3333 3 3 の は 「強ち」と漢字をあてる。 他人の非難を無視して、自分勝手に 感情のおもむくまま度を越えて行動 する様子。 穴が小 さくなる。 3 3 3 ッ、 3 3 3 だけど 3 3333 3 進もう
あて だっせ、 上品
は
で 身分が高い の
① ② ③ 無理やりだ 。強引だ。 むやみだ 。ひたすらだ。 度を越している。
あながち (なり) 【強ち】 形動・ナリ
ム 無理やり 進もう
穴が小 さくなる。 =むやみだ
ッ、 闇 だけど
18
① [形動] しみじみと趣がある 。情趣 (文脈に応じて) など
③ [感動詞] ああ 。
② [形動] かわいい。気 の毒だ。立派だ。 がある。
A015 あはれ (なり) (形動・ナリ / 感動詞) 3 3 3
「 あ
と
「あはれ」は形容動詞以外に感動詞で も使われ、賛美や悲哀、 驚嘆などを表 」を具体化 「 あ あぁ 、 晴れ た」 と しみじみと る
「しすみ。じみと(どうなのか)
しよう。
3 3333 33 、 晴れ た」 3
33
す
① ② ③ 出くわす適合
結婚する 。 出会う。対面する。
A016 あふ 【会ふ・逢ふ (動・ハ四) 3 3
あ ぁ、 ふ と ・合ふ】
「会ふ・逢ふ・合ふ」 と漢字をあてる 「あふ」はいろいろ意味があるが、入 試では結婚する」が頻出。 「あはす」は 「結婚させる」という意味 になる。 あ ぁ、 ふ と 結婚す る
333
3
19
① ② たくさん 。数多く。 非常に。はなはだ。
A017 あまた 【数多】 副詞
( ) A018 ( ) 「数多」と漢字をあてて覚えておくと のように、接頭語的な用例 あま っ た ? 3 3333 3 ①②の「あやし」 は「奇し・ 怪し」と漢 「不思議だ」が原義。 という漢字を 「粗末だ」の意が生ま 3 33 3 、 3 33 3 3 3 ー 3 33 りだ。 3 33 」、 「あまた年
(=多年)」
「あ便ま利た。たび(=何度も)
もある。
あま っ た ? たくさん
③ ④ 【賤し】 粗末だ 。見苦しい。
② だ。 【賤し】 いやしい 。身分が低い。
① 【奇し・怪し】 不思議だ 。異常だ。 並々ではない。 【奇し・怪し】 けしからぬ。不都合
あやし 【奇し・怪し / 賤し】 形・シク
あ っ やし の実だ。
れた。
字をあて、 そこから③④の「賤
あてる「賤しい」
いや 、 しい たけだ。
りだ。 不思議だ な
そ =粗末だ ー まつ ぼっく
あ っ やし の実だ。
3 ぼっく
たけだ。
3
な
3
20
]
まほし)
① ② [連語(あら+ そうありたい 。 あってほしい。
[形] 理想的だ 。好ましい。
A019 あらまほし (形・シク / 連語) ありがたし 【有り難し】 (形・ク) A020 り者。 3 333 3 で 3 3 3 3 中だ
あら 、 マホし っか 333333
「あらまほし」は、本来「あら+まほ し」の二語で構成され、 「ありたい。あ ってほしい」の意だが、 一語の形容詞 とし用いられると「理想的だ」 とな る。 あら 、 マホし っか り者。 理想的 で そうありたい
(めったにないほど) すぐれている。
① ② ③ ④ 難しい。困難だ。
珍しい 。めったにない。 生きてくのが困難だ 。
てる、
アリが足し 算し 3
たものに対して喜び、尊重する気持 ちを表す。現代語の「ありがとう」 の 元になった語。
3333
「あることが難しい」が原義。そうし てる、 珍しい 。 生きづらい 世の 中だ
アリが足し 算し
333
3 世の
。
3
21
① ② ③ [補動] あちこちでする。
歩き回る 。 [補動] あれこれ~し続ける 。
A021 ありく 【歩く】 動・カ四
( ) A022 ( ) 「歩く」と漢字をあてる。広くあちこ ちを巡って移動する意を表す。 補助動詞の用法も大切。 足で一歩一歩移動する意を表す語は 「あゆむ」。 アリク イが 3 33 33 3 333 3 「優なり」と漢字をあてる。 教養が感じられる上品で優れている さまを表す。 類義語はあてなり」 (A )、 「えんな り」 (B )、 「なまめかし」 (A )、 「ら うらうじ」 (C )など。 優 子のう なり 声 は 3 333 3 3 333 33 3 奥ゆかしい。 013 052 136 171
回り 続ける
アリク イが 歩き
① ② 素晴らしくよい 。優れている。 上品だ 。優美だ。
いう (なり) 【優】 形動・ナリ
しい
は 上品で 素晴ら
優 子のう なり 声
22
① ② [疑問] どうしようか 。 [反語] どうしようか、どうしよう
③ [反語] どうして~か (いや~でない) 。 自体に、疑問 (~だろうか)」と、 、いや~ない) うか 、 どうしよう もない もない 。仕方がない。
A023 いかが (は) せむ 【如何(は) (連語) 3 3 3 3
「どのよう 反語 」
くる!
の意がある。 イカがせま って
33
副詞「いかが」 「どうして(~だろうか に・どうして
、 せむ】
くる! どうしよ
イカがせま って
3 33333
3333
なんとかして 。 (下に推量表現などを伴
① [願望] (多く下に願望・意志表現を伴 (下に推量表現などを伴 って)
って)
② [疑問] どうして 。どうやって。
A024 いかで (副【詞如)何で】
って)
イカでか いのは
述部願に望疑。問・反語に関する語がある ときは②③の疑問か反語。 「いかでか」 「いかでかは」の形でも用 いられる。
3 33 3 333 3 ? 3
3333
述部に願望・意志があるときは①の イカでか いのは どうして ? なん とかしてよ
3
23
① ② ③ ④ 【甚く】 たいそう 。 【痛し】 苦痛である 。
【甚し】 素晴らしい 。立派だ。
【甚し】 はなはだしい 。ひどい 。
A025 いたし 【甚し / 痛し】 形・ク
24 035 A026 ( ) ①②は「甚し」と漢字をあて、 良い悪 いにつけて程度のはなはだしいこと を表し、 「いみじ」 (A )に近い。 「は なはだく(どうなのか) 」を具体化 しよう。 胃 、 たし かに 3 33 33 3 333 3 し 3 33 3 な。でも 3 33 3 3 3 3333 3 3 「徒ら」と漢字をあて、努力に見合っ た結果が得られず無駄だったと失望 する感じを表す。 「いたづらになる(=死ぬ) 」 (B )も 注意。 いたづら しても 3 333 3 、 3 3333 3 だけ ( ) 029
そう 素晴らしい
痛だ な。でも たい
はだ ひどい し 苦
胃 、 たし かに はな
① ② ③ むなしい 。はかない。 何もない。することがない。 無駄である 。役に立たない。
いたづら (なり) 【徒ら】 形動・ナリ
無駄だ 、 むなしい
だけ
いたづら しても
① (下に願望表現を伴って) 早く (~した
い・してほしい) 。
A027 いつしか (+願望) 【何時しか】 (副詞) 3 33 3 3 見 33
いつ鹿 来るの?
「何時しか」と漢字をあてる。 下に願望表現を伴うと「早く (~した い・してほしい) 」。 願望表現を伴わない場合は「①いつ ~か。②いつのまにか」。 いつ鹿 来るの? 早く 見 たい
3
① ② いっそう 。ますます。 その上さらに。
A028 いとど (副詞) 3
程度がいっそうはなはだしくなる様 (=たいそう。とても)」 」が出てきたら、 「Aの 」の「A」 を説明さ 糸ど っさり! いっそう 頑張る とは違
糸ど っさり!
3333
「い子とを表す。 うので注意。 文中におて「いとど その前にイコール関係がある。 上に、いっそうB。 せる問題が頻出だ。
頑張る
3
25
① ② 気の毒だ 。かわいそうだ。 かわいい。いじらしい。
A029 いとほし 形・シク
018 A030 ( ) 「いとほし」は、自分より弱い者や幼 い者に対して「気の毒だ。 かわそう だ」という心情を表すときに用いた。 類義語は 「いたはし」 (C )。 伊藤氏 は 3 333 3 3 「稚けなし」と漢字をあて、精神的に 子どもっぼいさまを表す。 類義語として 「いとけなし」 (B )、 「をさなし」がある。 い い わけなし よ、 3 3333 3 なぁ ( ) 032
だ
伊藤氏 は 気の毒
① 子どもっぽい 。あどけない。
いはけなし 【稚けなし】 形・ク
子どもだ なぁ
い い わけなし よ、
26
① がない。 つまらない 。情けない。 身分が低い。取るに足らない。 (「いふかひなくなる」 の形で) 世を去 る。死ぬ。 ② ③ ④ どうしようもない。
言っても仕方
A031 いふかひなし 【言ふ甲斐無し】 (形・ク) 誘拐なし は 333 3
「いふかひなし」は「言うだけの価値 がない」→「つまらない」 →「卑しい」 誘拐なし は つま らない
「いとふなかっひたな。くなる」の形で世を去 る。死ぬ」の意にも注意。
33
3
① ② 憂鬱だ 。気分が晴れない。 不快だ。むさくるしい。
A032 いぶせし (形・ク) 3 333 3
(B (=狭くて窮屈
イブ は せ ん し 、
「いぶかし(=気掛かりだ) 」 意味に、 「せし(狭し) な感じ)」 が加わり、なんとなく心が 晴れず、うっとうい感じを表す。 イブ は せ ん し 、 憂鬱だ
036 )の
27
① ② 言い尽くせない 。 言い尽くせないほど~だ 。
A033 いふもおろかなり 連語
( ) い い 羽毛ー老化 「いへばおろ
「いふも(は) の形で出てくる。 具体化されていない場合は「言い尽 くせないほど(どうなのか)」 を文脈 判断で明らかにしよう。 な く、 3 3333 3 よい かなり」
おろかなり」 「~などもおろかなり」など
ないほど よい
な く、 言い尽くせ
い い 羽毛ー老化
33333
① ② 言うまでもない 。 言うまでもないほど~だ 。
A034 いへばさらなり 【言ふも更なり】 連語 ( )
いふもさらなり・
「いへばさらなり」と「いふもさらな り」は同じ。程度の 甚だしさをいうこ とばで、具体的になっていないもの については「言うまでもないほど (ど うなのか)」 を補って訳そう。 い ー 夫 婦 も 、 言え ばさらに よいの は 3 3333 33 3 3
い
い ー 夫 婦 も 、 言え ばさらに よいの な
は 言うまでも
28
① ② ③ ひどい 。大変だ。
素晴らしい 。
程度がはなはだしい 。
A035 いみじ (形・シク) 3 3 3 3
い い ミジ ンコは
026 )を原義とし、程度 のはなはだしい状態を言う語。 「はなはだしく(どうなのか) かにしよう。 はなはだ 素晴ら しい 。いや ひどい 動詞「いむ」 い い ミジ ンコは 」を明ら (C
3333
。いや
333
3 3
3
3
① ② [名] 返事 。返答。
[動] 返事をする 。答える。
らへ
A036 いらふ・い
応ふ」と漢字 「いらふ
イラフ 人、 いらへ
んでも
は「答ふ・ 「答えない」、 などの形に イラフ 人、 いらへ んでも 返事 せい
動詞「いらふ」 れ/ば」=「答えたので」 「いをらあへて/るず。」= 。
名詞注形意は。 へ」
(動・ハ下二 / 名)
3 【答ふ・応ふ】 33
せい
3
29
① ② ③ つらい 。嫌だ。 気に食わない 。憎い。 つれない。無情だ。
A037 うし 【憂し】 形・ク
( ) A038 ( ) 「憂し」と漢字をあてて覚えよう。 自分の思い通りにならず晴れ晴れと しない気持ち。 「ものうし」= 「なんとなくつらい」の 形でも出てくる。 牛 の世話は 3 33 3 3 から 3 3333 33 3 「後ろ目痛し」と漢字をあて、後方の 見えないところが心配だという感じ。 ①の意が大切。②は中世以降の用法 で数も少ない。 対義語は「うしろやすし」 (A )。 後ろ の 目 、 確 かに 3 333 3 039
ない
い から 気に食わ
牛 の世話は つら
① ② 心配だ 。気掛かりだ。 うしろ暗い。気がとがめる。
うしろめたし 【後ろめたし】 形・ク
心配だ
後ろ の 目 、 確 かに
30
① 後ろ が 安 い し 安心だ 安心だ 。頼りになる。 「後ろ安し」と漢字をあてる。 「後ろ(=後々のこと) 」が「 安心だ)」 というこ。 対義語のうしろめたし」 (A アで覚えておこう。
A039 うしろやすし 【後ろ安し】 (形・ク) 後ろ が 安 い し 3 333 3
やすし(=
038 )とペ
① ② 気味悪く 。異様に。
ますます 。ますますひどく 。
A040 うたて (副詞) 3
歌 っ て みると
「うたた」が転じ 歌 っ て みると ますますひど
3 3333
3333
「転」と漢字をあてる たもので、事態がどんどん悪い方向 に進み、程度がはなはだしくなるこ とを表す。 気味悪い
333
く
3
、
、
31
3
① ② ③ きれいだ。 立派だ。みごとだ。
かわいい 。かわいらしい。
A041 うつくし 【愛し・美し】 形・シク うるはし 【麗し・美し】 形・シク
( ) A042 ( ) 「愛し」と漢字をあてる。 元来肉親、特に幼少の愛らしいもの に対して用いた。 それが徐々に現代語の「美しい」 の意 になっていったのだ。 う っ、 つくし んぼ 3 3333 3 な 「麗し」と漢字をあてる。 正式で端正で整っている美しさを言 ただうし。、それをけなして 「格式ばって いる」となる場合もあるから注意。 ウ ー ルはし っか り 3 33333 3
かわいい な
う っ、 つくし んぼ
① ② ③ ④ 仲がよい。
格式ばっている。
整っていて美しい 。
端麗である。立派だ。
ウ ー ルはし っか り 整っている
32
① (下に打消表現を伴って) ~すること
ができない 。
A043 え (~ず) (副詞) 3
副詞「え」は下に打消表現を伴って、 不可能の意で使われる場合が多い。 「え~ず」以外にも、 「え~じ」 「え~ま じ」 「え~で」などの形があるので注 意。 え ー、 ず ーっと できない の?
え ー、 ず ーっと
3333
の?
3
① ② ③ 劣る。
と漢字をあてる。 と③の お ー クル クル、 取り残され て 死に遅れる 。先立たれる。
取り残される 。あとに残る。
A044 おくる 【後る・遅る】 (動・ラ下二) 3 3 3
お ー クル クル、 33333
「後る・遅る」 現代でも「人におくれをとる」 意味で用いるが、なんといっても① ②の意味に注意。 死に遅れる
て
3
3
33
① ② 怠ける。休む。
病気が治る 。快方に向かう。
A045 おこたる 【怠る】 動・ラ四
009 A046 ( ) 「怠る」と漢字をあてる。 対義語としては「あつし(=危篤だ。 病気が重い) (B )、 「なやむ(=病 気になる)」 (A )、 「わづらふ(=病 気になる)」 (B )などがある。 おこた にあた る と 3 33333 3 「行ふ」と漢字をあてる。 何かを「行う」という意味も持つが、 「仏道修する。勤行する」という意 味が重要。 お ー 粉フ リフリ 3 333333 3 138 234 ( )
おこた にあた る と 病気が治る
① ② する。行う。
仏道修行する 。勤 ごん 行 ぎょう する。
おこなふ 【行ふ】 動・ハ四
お ー 粉フ リフリ 仏道修行する
34
① ② ③ 大人びている 。 思慮分別があ。老成している。 年配で、おもだっている。
A047 おとなし (形【・大シ人クし)】 3
おとなし い子は 333333
「大人し」と漢字をあてる。 文字通り「大人らしい。思慮分別が ある」の意。 現代語のおとなしい」 の意味は古語 にはないので注 おとなし い子は 大人びている
3
① ② 評判が高い 。有名だ。
うわさに聞く 。
A048 おとにきく 【音に聞く】 (連語) 333 3 という 3 3
」などの言い方 有名
夫に聞く と
「音に聞く・音に聞こゆ 「うわさに聞く・評判が高い、 が高い という う わさだ
で、 である」の意味に使う。
夫に聞く と 評判
33
3
3
3
35
① ② ③ 目が覚める 。 びっくりす。
はっとして気づく 。
A049 おどろく 【驚く】 動・カ四
( ) A050 ( ) 「驚く」と漢字をあてる。 原義は意外なことに出会って心の平 静を失う意。 目が覚めているときは①、眠ってい るときは②の意になる。 お っ と六 時だ、 3 3333 33 3 て 3 33333 3 「自ら」と漢字をあてる。 古語の「おのづから」は、 ①や②のよ うに現代語の意味とは違うものがあ るので注意しよう。 小野塚ら は 3 33 33 33 3 3 3 3 33 3 公園に行っ た?
目が覚める
お っ と六 時だ、 はっと気づい て
① (下に仮定・推定表現を伴って) ひょっ として 。 偶然 。たまたま。 自然と 。ひとりでに。 ② ③
おのづから 【自ら】 副詞
っとし 偶然 、 自然 公園に行っ
た?
小野塚ら は ひょ て
、
36
3
① いらっしゃる 。 (「あり」 尊敬語) [尊敬の補動] ~ていらっしゃる。 ② 来」のどの語の尊敬語に
A051 おはす (動【・御サ座変す)】 おぼえ (名【)覚え】 A052 3 3 3
「来」の
「行く」
お 、 ハス の上に 333333
「御座す」と漢字をあてる。 なっているのかをしっかり判断しよ う。 お 、 ハス の上に いらっしゃる 「あり・行く・
① ② 寵愛 (を受けること) 。信任。 (よい) 評判 。世評。
うわさ。
の形のとき、 「信任」の意になることが多い 。
3 3 3 してる 33 3 3 3 3 ー
オ ー ボエ 吹きは
「おぼえ」は「御おぼえ」 上の人に特別に目をかけられること。 オ ー ボエ 吹きは 評判 いい、 超 =寵愛 ー 愛 してる 「寵愛」
いい、
37
① ② 命じる。
おっしゃる 。 (「言ふ」
A053 おほす 【仰す】 動・サ下二
の尊敬語)
( ) 「 オホ ホ、 ス テキ」 33333
と
「仰す」と漢字をあてる。 元来②の意だったが、中世に入って ①の尊敬語の用法が発達した。 3 3
「 オホ ホ、 ス テキ」 と おっしゃる
① お思いになる 。 (「思ふ」
A054 おぼす 【思す】 動・サ四
の尊敬語)
「思す」と漢字をあてる。 通常語の「思ふ」と混同しがちだが、 「思(おぼ) す」は 「思ふ」の尊敬語なの で注意。 3 3
大 ー ボス が 3333
大 ー ボス が お思 いになる
( )
33
38
① る おっしゃる 。 (「言ふ」 らる」の意味がよく問わ 「おほせら お ー ホセ 、「 ラ ム ー ル 」と おっしゃ
A055 おほせらる 【仰せらる】 (動・ラ下二) ー ル 」と 3 3 3
の尊敬語)
お ー ホセ 、「 ラ ム 3333
「らる」の付いた れる。
とセットなので「尊敬」
「仰す」に尊敬の助動詞 「おほす」は尊敬語ではない は、まさかの
「尊敬」! 頻出な理由が分かるよね。
る」の時の のだ。だからこの「らる」
語。この「 尊敬語「おほす」 でないと思ってはいけない。
③ ④ 待ち遠しい 。
① ② 気掛かりだ 。不安だ。 はっきりしない 。ぼんやりして る。 不審だ。疑わしい。
A056 おぼつかなし 【覚束なし】 (形・ク) 3 が 3 3333 3 3 3 て 3333
い
「覚束なし」と漢字をあてる。 (=ぼんやりしているさま)」 「ぼんやりしている」将来には 、 「不安」のどちらの気持ちもあるよ (A が はっきりし く て 待ち遠しい が原義。 「待ち遠し 気掛かりだ 、結果 「おぼろ お ー ボツ悲し い な
083 )。 お ー ボツ悲し い 33
33333
い」と ね。類義語は「こころもとなし」
、結果
3
3
39
① お休みになる 。 (「寝 ・寝ぬ」
A057 おほとのごもる 【大殿籠もる】 動・ラ四 ( )
の尊敬語)
」に「籠もる」 ぬ」の尊敬語。 尊敬語 オホ ホ 。 殿 、 ゴモ ラ と ル ンルン
で、尊敬
「大殿(=寝殿) 語お休みになる」となった。 「寝(ぬ) 」 「寝(い) 「おほとのごもり過ぐす」 は、 +「寝」+ 「過ぐす」= 「寝過ごしなさ る」だ! 3 33 3333 3
になる
オホ ホ。 殿 、 ゴモ ラ
と ル ンルン お休み
① ② 天皇。
宮中 。朝廷。
皇居。
A058 おほやけ 【公】 名
「皇 オホ ホ、 焼け ちゃ
った
「公」と漢字をあてる。 原義は「大きな家」だが、それが 居」を指すようになり、 やがてそこに 住む人「天皇を指すようになった。 3 33 3
オホ ホ、 焼け ちゃ
った 宮中
( )
40
① ② ③ 似ている 。
思い出される。
自然に思われる 。感じる。
A059 おぼゆ (動【・覚ヤゆ下】二) 33 3 3 と
お盆 の 湯 に 3333 33 3
可能・自発の助動
「ゆ」は上代の受身・
「覚ゆ」と漢字をあてる。 お盆 の 湯 に 似て いる と 思われる
詞。「思は → 「思ほゆ」 → 「おぼ ゆ」となった。 「似ている」の意が大切。
3
と同じ意味で用いて
① ② ( 「おぼろけならず」
格別だ 。
普通だ 。並ひと通りだ。
A060 おぼろけ (なり) (形動・ナリ) 3 3 333 3
お ー ボロ もう け できたら 333
中世までは「おぼろけ」と清音。 最初は打消・反語表現を伴っていた が、やがて「おぼろけ」 ≒ 「おぼろけ ならず」となっていった。 ①か②かは文脈判断だ。 お ー ボロ もう け できたら 普通に 格別だ )
41
3
② だ。 未熟だ 。劣る。
① いいかげんだ 。おろそかだ。 馬鹿だ。
A061 おろか (なり) 【疎か・愚か】 形動・ナリ かこつ 【託つ】 動・タ四 A062
粗略
「疎か・愚か」 と漢字をあてる。 ①の「いい加減だ。おろそかだ」 がよ く問われる。 3 。 この 3 33 3 者!
( ) お ー 廊下 掃除が 333333
お ー 廊下 掃除が いいかげんだ 。
この 未熟 者!
3
① ② 嘆く 。不平を言う。
他のせいにする 。かこつける。
(C
「託つ」と漢字をあてる。 「かごと(=ぐち。言い訳) 」 関連の深い語。 現代でもほかのことを口実にするこ とを「かこつける」と使うよね。 お前 3 と 3 33 3
( ) 過去つ らいのは
嘆く
お前 のせいだ と
過去つ らいのは
3333
046 )と
3
42
① 【畏し・恐し】 恐れ多い 。尊い。 高貴 (連用形「かしこく」の形で)
④ 【賢し】 都合がよい。
② ③ 【賢し】 非常に 。はなはだしく。
だ。 【賢し】 賢い。立派だ。
A063 かしこし 【畏し・恐し / 賢し】 (形・ク) かしづく (動【・傅カく四】) A064 3 333 3 3 3
菓子 、 こし あんで
霊力
恐し」と漢字をあて、
①は「畏し・ に対して恐れ敬う感じを表す。 転じて並外れた学識・才能に対して ②の「賢し」の意味が生じた。 菓子 、 こし あんで 非常に 恐れ多い
3333
① ② 大切に養い育てる 。 大切に世話をする。後見をする。
菓子づ っ く りと 333333
「傅く」と漢字をあてる。 親が子を、大人が子供を大切に育て る意を表す。 特に、高い地位の人が子供を大切に 養育す場合に用いる。 菓子づ っ く りと 大切に育てる
3
43
① 出家する 。剃髪する。
A065 みぐおろす 【 頭下ろす・御髪下ろす 】 連語
かしらおろす・
( ) A066 ( ) 頭から髪を切り離すことを「おろす」 と言い、 「出家する。剃髪する」 という 意味を表すようになった。 カシラ 見ぐ る し くて お ー ロス で 3 3333 3 「かたち(形 ・貌・容) 」は物の外形を意 味するが、人の「容貌」 の意で用いら れる場合が多い。 一方「すがた (姿)」 は、衣服を着た全 体の様子を表す。 かたち が良いの をご 3 33 3
くて お ー ロス で 出家する
カシラ 見ぐ る し
① ② 外形。姿。
容貌 。顔かたち。
かたち 【形・貌 ・容】 名
をご 要 望(容貌)
かたち が良いの
44
① て 出家する 出家する 。剃髪する。
かたちをかふ・
A067 さまをかふ
当時「出家する」ということは、 的には言わずに婉曲表現を使った。 そこで「かたち(=姿かたち) を変え る」や「さま (=様子)を変える」 のよ うに表現した。 「出家する」の同意語に関してはP もチェック。
て
蚊たちをかぶ っ
直接
(連語)
3 【形を変ふ・様を変ふ】 3333
蚊たちをかぶ っ まれない。 ( 傍らの人に見られて ) 気恥ずかしい 。 片腹痛 い し 苦々 しい 。そばで見ら
3
226
① (傍らで見ていて) 苦々しい 。いたた 「傍らで見
② ③ 気の毒だ。
A068 かたはらいたし 【傍ら痛し】 (形・ク) 33 れて 3
片腹痛 い し 3 。そばで見ら 33333 3 33
「傍ら痛し」と漢字をあてる。 「傍らで見る立場なのか、 られる」立場なのかを文脈で判断し よう。 れて 恥ずかしい
3
45
① 互いに 。かわるがわる。
A069 かたみに 【互に】 副詞
形見 にしよう、
お
( ) A070 ( ) 「互に」と漢字をあてて、ひとつのこ 3 333 3 「徒歩」と漢字をあてる。 を表す格助詞「より」を (=徒歩で)」 の形で 勝 かち 鬨 どき 橋 ばし より 3 3
とを二人でそれぞれするという意味。 ゴロのような「おじいちゃんの形見」 といった意味はないので注意。
形見 にしよう、
お 互いに
① 徒歩で 。歩いて。
かちより 【徒歩より】 連語
「手段・方法」 伴ったかちより 用いられることが多い。
で
勝 鬨橋 より 徒歩
33
3
46
① ② 【愛し】 かわいい 。いとしい。 【悲し】 かわいそうだ。心が痛む。
A071 かかななししう・す 【愛し / 悲し】 (形・シク / 動・サ変) 3 3
悲し い 臼 井君、
①は「愛し」と漢字をあて、 切で胸が詰まる感じ。 動詞形が「かなうす(=かわいが る)」 。 ②は「悲し」と漢字をあて、 現代語と ほぼ同じ用法。 悲し い 臼 井君、 かわいい
情愛が痛
3333
① ② [疑問] ~か。
[反語] ~か、いや~ない 。
A072 かは (係助) 3
(A
ゃ
かは らず
171 )の形は反語と して用いられることが多い。 文中で出てきたらまずは反語として とらえてみよう。 かは らず 反語 か 、 いや そうじゃ ない 「かは」と 「やは」
3
、
3
3 3 33
33
3 そうじ 33
3
3
47
3
① ② の尊敬語) (「きこしめす」のみ) 召し上がる 「飲む」の尊敬語) お聞きになる 。 (「聞く」
(「食ふ」
A073 ききここすしめす・ 【聞し召す・聞こす】 動・サ四 ( ) 33
「きこしめす」はどちらも 「召す」と同じよ 紀子 様、 指名 して 3333 33333
「きこす」と 「聞く」の尊敬語。 「きこしめす」には、 うに「召しあがる」という「食ふ」 の 尊敬語の意味もあので注意。 3 て 3 3
召し上がる
紀子 様、 指名 して お聞きになっ て [謙譲の補動] ~し申し上げる 。 (「言ふ」
3
の謙譲語)
② ③ ④ 評判である 。 わけがわかる 。理解される。
① 申し上げる 。 (手紙などを) 差し上げる。
A074 ききここえゆさ・す
( ) 「 聞こ う、 ゆ っくり 」 33333 「では
「聞こゆ」と漢字をあてる。 謙譲語として①や②の意で文中に頻 出するが、通常語として③④の意 も注意。 3 3 333 3 殿って 3 333 3 」
【聞こゆ・聞こえさす】
動・ヤ下二
「 聞こ う、 ゆ っくり 」 「では 申し上げる 。 =わけがわかる
わ 判です 」
かる 殿って 評
。
3
48
3
る。
備える。そろえ
① ② 連れて行く 。従える。
備わる。そろう。
A075 ぐす (動【・具サす変】) 3 3 3 3
わる」
ま
≒ グ ー ス カ寝たま
「具(そな) 「そなわる ま 連れて行く 、
3
「具」を訓読みすると で、ある行為をするときに
「具す」と漢字をあてる。 サ ー 変
伴う」の意。 サ変動詞であることに注意。
ー
33333
グ ー ス カ寝たま
3
3
、
3
① ② もの足りない 。つまらない。 残念だ 。くやしい。
A076 くちをし (形【・口シ惜クし)】 3 333 33 3 3 て
情けない。
けじゃ
区長就 任しただ
と思っ
「口惜し」と漢字をあてる。 思うようにいかずに「残念だ」 たり、現状に満足できずに 「物足りな い」と 気持ちを表す。 けじゃ もの足り なく て 残念だ
区長就 任しただ
3333
3
49
(自然の) 様子 。ありさま。 態度。
④ 機嫌。気分。
① ② ③ 顔色 。表情。 (人間の) 様子。 ありさま。
意向。意中。
A077 けしき 【気色】 名
( ) A078 ( ) 「気色」と漢字をあてる。 見てそれとわかる直接的な様子を言 とは、 「機嫌」を知ろうとする ことだね。 毛 、 しき りにはみ 出す 3 33 3 の 3 33 3 「実に」と漢字をあてる。 前から話題になっている事や、他人 の言動を受けて改めて納得し肯定す る気持ちを表す。 文中ではにイコール関係あり。 副詞「けに (=よりいっそう)」 と混同 しないように。 げ い に んになる のね 3 333 3 3 333 3 げに 【実に】 副詞 現代うで。も顔をうかがう」 「意 向」
毛 、 しき りにはみ
出す 顔色 の 様子
① ② なるほどその通り 。 (感動・賛成の意を表して) 本当に 。な
るほど。まったく。
本当に
のね、 なるほど
げ い に んになる
50
3
① ② ③ ④ 贈り物 。 供養。
心を向けること。 愛情 。心を寄せること。
A079 こころざし (名【)志】 心 の 雑誌 は 3 3 ある 33 3 333 3
の
や「贈り物」
「志」と漢字をあてる。 意で使うことが多いが、古語では② の「愛情」が大切だ。 心 の 雑誌 は 愛情 ある 贈り物 現代だと「大志を抱く」
① ② 気に食わない 。不愉快だ。 心が引かれ 。面白みがない。
A080 【心付き無し】 (形・ク) こころづきなし コ ロ コロ くっ つ 3333 きなし 、 3 33 3
「心付き無し」と漢字をあてる。 相手の動作・状態に自分の心がピタ リとこない( ≒ 心に付かない)感じを 表す。 コ ロ コロ くっ つ きなし 、 気に食わ ない
51
①
あれこれとものを思うこと 。
A081 こころづくし 【心尽くし】 名
で
コ ロ コロづくし
( ) A082 ( ) 「心尽くし」と漢字をあてる。 文字通り「心を尽くしてあれこれと ものを思うこと」。 「し」で終わっているけど、形容詞で はなく名詞。 3 3333 3 「心憎し」と漢字を当てるが、もとも とは「いよっ、憎いね!」 という感じ で、憎らしいと感じるくらい相手が 優れているとう意味。 3 333 3 3333 3 3
で もの思い
コ ロ コロづくし
① ② ③ 不審だ。
恐るべきだ。
上品だ 。奥ゆかしい 。心ひかれる。
こころにくし 【心憎し】 形・ク
コ ロ コロにくし 、
い
上品で 奥ゆかし
コ ロ コロにくし 、
52
① ② ③ 不安だ 。気掛かりだ。 ぼんやりしている 。はっきりしな
い。
じれったい 。待ち遠しい。
A083 (係助) こそ~已然形、…… (下に続く) こころもとなし A084 っくに なし 。 3 3 33 3333 3 333 し 3 3 3 3 【心許なし】 (形・ク) コソ 泥、 以前刑 事 だった 3 3333
コ ロ コロも う と 3
056 「心許なし」と漢字をあてる。実現の 時期がはっきりしない時、 「不安」と 「期待」、 どちらの感情にも振れ様 子を表す。類義語の「おぼつかなし」 (A )も確認しておこう。 コ ロ コロも う と っくに なし 。 じれったい し ぼ んやりと 不安だ
① [逆接] ~けれども、…… 。~のに、 ……。
……。~が、
「こそ」の結びの已然形が文末で終始 せず、さらに「、 」で下に続く場合は、 逆接の意になる。 和歌では已然形の下の「、」 がないの で注意。 コソ 泥、 以前刑 事 だった けれども
3
53
① ② ③ [名] わけ 。理由。 [形動] 当然である 。もちろん
[名] ものの道理 。筋道。
A085 ことわり (なり) 【理】 名 / 形動・ナリ
である。
「た
( ) 「 琴割り ます。 3 然割れない」 「ものの道理」 333 「理
「理」と漢字をあて、 由。わけ」を表す。 また形容動詞化して「当然である。 も ちろんである」の意味になる。 3 3 ャ! 3 33 ! 3 3 3 33 3 !」
「た わけ !」
「 琴割り ます。 ゥ ! 全 然割れない」 ド ウリ ャ! ト =ものの道理 =当然である
3
① 心さびしい 。なんとなくも
ない。
A086 さうざうし 形・シク
の足り
を重 想像し たら
索漠などの言葉で使われる「索」 3 3 です 333 (A
類義語は「つれづれなり」
ねて形容詞にしたもの。 満ち足りない欠落感を表す。
びしい です
想像し たら 心さ
( )
33
116 )。
54
③ 【双無し】 またとない 。並ぶものが
① ② 【左右無し】 簡単だ 。あれこれ考え
【左右無し】 どうとも決まらない。
ない。
るまでもない。
A087 さうなし 【左右無し / 双無し】 (形・ク) 3 3 ンス
うのは
サウナ で 知 り合 3
3333
右も左も考えるまでもないことから 「簡単だ」の意と、右か左か決められ ないことから「どうとも決まらない」 の意がある。
「左右無し」と漢字をあてるほうは、 サウナ で 知 り合 うのは 簡単だ ! またとない チャ ンス
333
チャ
!
3
3
① ② ③ かしこい 。利口だ。 気丈だ。しっかりしている。 こざかしい 。利口ぶる。
A088 さかし (形【・賢シしク】) 3
「さかし
サ ッ カ ー し たら、
「賢し」と漢字をあてる。 「こざかしい」の意が大切。 「さかしがる」 様子を言う。 こざかしい かしこい やつが サ ッ カ ー し たら、
3 3 333 やつが 3
3333
「さかしらなり」 だつ」もこざかしい」
3
55
①
そうはいってもやはり 。
A089 さすがに 【流石に】 副詞 333
( ) A090 ( ) 「流石に」と漢字をあてる。 さすが忍 者、 3 33 3333 3 3 さ あ、 ながら 勉強 しても、 3 33 3 3 33 33 3
直前の内容を受けて、そこから予想 していたことと反することを表し、 そ れを評価する姿勢で用いる。 やは
り
はいっても
さすが忍 者、 そう
① ② ③ 全部 。 ( 下に打消表現を伴って ) 全然 (~ない) 。 元のまま 。そのまま。
まったく (~ない) 。
さながら 【然ながら】 副詞
「然ながら」と漢字をあてる。 現代語の「まるで~のようだ」 の意味 で用いられるのは中世以後なので注 意。
まま
さ あ、 ながら 勉強
しても、 全部 元の
56
① [感動詞] どうにでもなれ 。えい、 ま まよ。 [接続詞] しかし。それはそうだが。 ② 「さ/は/あれ」 の省略形。 「どうにでも さはれ 爆弾! もう どうにでも
A091 さはれ (感動詞 / 接続詞) さぶらふ / はべり 【候ふ / 侍り】 ( 動・ハ四 / 動・ラ変 ) A092 3 33 3 ! 3 3 3
さはれ 爆弾! 3
もう
「さはれ」は 入試では感動詞の意味、 なれ !
なれ」が頻出する。
3333
① ② ございます 。あります。 (「あり」 「を のみ) 「来」の謙譲語)
(「行く」
③ ④ (「さぶらふ」 は、謙譲語で「お仕えす そして 「 三郎 はベリ ーマ ッチョ でござい ます 」と お仕えす り」の丁寧語) [ 丁寧の補動 ] ~でございます 。~ます。 参上する。伺う。
お仕え申し上げる 。 (「仕ふ」 の謙譲語)
「 三郎 はベリ ー
マッチョ
333
346 丁寧の補助動詞とに三分される。 詳しくはP 参照。 る 「候ふ・侍り」 る」、 丁寧語の「ございます」、
」と
333
3 333
3
57
① までも 。
A093 さへ 副助
( ) A094 ( ) 「さへ」は「添加」 の意味を表すので、 「~だけでなく」という意味を言外に 「A」の内 サ変 3 333 3 覚え ておこう 「言ふもさらなり」 「言へばさらなり」 「ず」がつ なり たいのは 3 3333333
「Aもだつけ語で。なくBまでも」の 容を明らかにすると解ける問題が多 い。
ておこう
サ変 までも 覚え
① 言うまでもない 。もちろんだ。
さら (なり) 【更】 形動・ナリ
サラ リーマンに
の形が基本。 「さらにも言はず」と、打消 いた形もあるが、意味は変わらない。
なり たいのは 言うまでもない
サラ リーマンに
3
58
①
118 )は 同じもの。前にイコールの関係あり。 下 が ればよ い熱 冷まし、 やっぱり ね 、 思った通りだ やっぱりね 。思った通りだ 。 「さればこそ」
A095 さればよ 【然ればよ】 (連語) 3 3 3 3 、
(B
下 が ればよ い熱 333333 冷まし、 3333
「さればよ」と 思った通りになったという意味なの で、事前にどう思っていたのかを答 えさせる問題として頻出する。
3
① ② だらしがない 。
くつろいでいる 。無造作である。
A096 しどけなし (形・ク) 3 3 3
シ ッ! どけ梨 、
3333
最初は「だらしない様子」 を表してい たが、次第に「くつろいでいる様子」 「気楽な様子」というプラスイメージ が出てきた。 シ ッ! どけ梨 、 くつろぐ な。 だらしない ぞ
な。
3 ぞ
3
59
① ② ③ ④ 【偲ぶ】 恋い慕う 。
【忍ぶ】 我慢する 。 【忍ぶ】 人目を避ける 。 【忍ぶ】 秘密にする。隠す。
A097 しのぶ 【忍ぶ / 偲ぶ】 動・バ四 / バ上二 しるし 【著し / 験】 形・ク / 名
( ) A098 ( ) 「しのぶ」は、同音異義語の 「忍ぶ(= 人目を避ける)」 、 「偲ぶ(=恋い慕う) 」 の二つの単語をひとつのゴロに入れ ている。しっかり区別しよう。 しのぶ ちゃん、 3 333 3 ながら 3 33333 3 て 3 333 3 形容詞は「著し」 と漢字をあて、 「いち 『じるし』い」の意味だ! 名詞は「験」と漢字をあて、 「効き目。 霊験」の意を表す。 シ ー ルし っかり、 3 333 3 3333 、 3 33 3 導師 の形で)
恋い慕う
我慢 ながら 人目を避け て
しのぶ ちゃん、
① 【著し】 はっきりしている 。明らか (「~もしるく」
③ ④ 【験】 前兆。
【験】 効き目 。霊験 。御利益。
② 【著し】 り。~の通り。 である。
予想通
霊験 導師
効き目 はっきり 、
シ ー ルし っかり、
60
3
① ② 風流 。風流の道に心寄せること。 好色。色好み。 ・数寄) 「風流や風雅に
A099 すき 【好き・数寄】 (名) 3 33 3 だ
」は 「すき者」とくれ スキ ンヘッドは
スキ ンヘッドは
「すき(好き 心を寄せること」で、 ば「風流や風雅を理解する人」 。 古文で「すき」と言うのは 「風流を好 む」ということだ。 風流 だ
① ② 興ざめだ 。つまらない。 寒々としている。殺風景である。
A100 すさまじ (形【・凄シじク】) ス ー 様 、 爺 は ですぞ 33 3
「凄じ」と漢字をあてる。 時期が外れたり、期待が裏切られた 場合の不調和な感じから受ける不快 感を表す。 ス ー 様 、 爺 は 今 =興ざめだ 日 サメ ですぞ
33
3
61
② ③ ④ やたらに。むやみに。
① なく~だ。 思いがけないさま 。 なんの関係もないさま。
(B なんとなく心が動くさま 。なんと
A101 すずろ (なり) 【漫ろ】 形動・ナリ
( ) A102 ( ) 「漫ろ」と漢字をあてる。 んて 3 3333 3 3 3 333333 3 「術なし」と漢字をあてる。 「ずつなし」とも言う。 →「ど ず ーっと チ ュー なし では 3 333 33333 3 物事が意に反して、あるいは意に関 係なくひたすら進んで行くさまを表
鈴六 個も鳴るな
「そすぞ。ろなり」
思いがけない
んて なんとなく
鈴六 個も鳴るな
137 )もほぼ同じ意味。
① どうしようもない 。なすべき方法
がない。
ずちなし 【術無し】 形・ク
「じゅつなし」 「すべがない」=「方法がない」 うしようもない」となった。
なし では どうし ようもない
ず ーっと チ ュー
62
① ② ③ [接続詞] そこで。つまり。
[副詞] すぐに 。たちまち。 [名] 即座。そのとき。
おさず。
A103 すなはち 【即ち・則ち】 (副詞 / 名 / 接続詞) 3 333 3
とりもな
砂は血 だらけ、
たちま
「即ち」と漢字をあてる。 副詞で用いられると「すぐに。 ち」の意になる。 名詞や接続詞で使わる場合もある 砂は血 だらけ、 すぐに 110番
110番
① ② 手紙 。伝言。 訪れること 。案内を乞うこと。 「せうそく」と読
A104 せうそこ・せうそく (名【)消息】 セイ ウチ そこ そ を書いて こ 333 3 33 3 3 3
「消息」と漢字をあてる。 む。漢字の読みの問題でも頻出。 ①・②両方の意味に注意しよう。 訪れる 「せうそこ」あるいは
セイ ウチ そこ そ こ 手紙 を書いて
63
差し上げる 。 (「与ふ」 [謙譲の補動] ~し申し上げる。 の尊敬語) の尊敬語) の尊敬語)
① ② ③ ④ ⑤ 召し上がる。 (「食ふ」
お乗りになる。 (「乗る」
お召しになる。 (「着る」
A105 たてまつる 【奉る】 動・ラ四
の謙譲語)
( ) A106 ( ) 本動詞には、謙譲語だけでなく、 尊敬 「食ふ」関連の時だけ尊 立 っ てまつ って 3 33333 3 願望・命令 ダニ に 3 333 3 もらう 3 3333 3 33 3 は幸せ 命令表現
「乗る」
「着なるい」。
347 詳し敬く語はにPる 参照。
語の意もあるので要注意。ただし 敬として本文に出てくることは少
立 っ てまつ って 差し上げる
(
② [類推] ~さえ 。
① [最低限] を伴って ) せめて~だけでも 。 下に仮定・意志
だに 副助
・願望・
類推は「Aさえ~、ましてBは~」 と 呼応するが、B以下が省略されるこ の下に仮定・意志・
「だとにが」多い。 表現がくる時は最低限となる。
さえ は幸せ
ダニ に せめて
もらう だけでも 、
、
64
3
① ② ③ ④ [マ四] 信頼する。 [マ下ニ] あてにさせる 。 [マ下ニ] 頼みに思わ 。 [マ四] あてにする 。
A107 たのむ (動【・頼マむ四】 / マ下二) たまふ 【賜ふ・給ふ】 (動・ハ四 / ハ下二) A108 3 3
タ コ 飲む 男を 33333
① ② ③ 「頼む」と漢字をあてる。 四段と下二段の活用があり、下二段 は使役の意味となるので注意。 「頼めし男」=「あてにさせた男」 。 タ コ 飲む 男を あてにする
補助 [ ハ四 ] お与えになる。くださる。 (「与ふ」 「授く」の尊敬語 ) [ ハ四 ] [ 尊敬の補動 ] ~なさる。お~ になる。 [ ハ下二 ] [ 謙譲の補動 ] ~ます。~さ せていただく。
「 は ・ ひ ・ ふ 」は 33 、 「 給へ 」で悩め! 3 、 「 ふる ・ ふれ 」 3 3
344 動詞で使われている場合が多い。 下二段活用の謙譲語「たまふ」 と識別 することが大切だ。 詳しくはP 参照。 「 は ・ ひ ・ ふ 」は 尊敬 、 「 ふる ・ ふれ 」 謙譲 、 「 給へ 」で悩め! 四段活用の尊敬語「たまふ」は、
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3
3
① お与えになる 。くださる。 (「与ふ」 「授く」の尊敬語) る。
② [尊敬の補動] ~なさる 。お~にな
A109 たまふ (ハ行四段) 【賜ふ・給ふ】 動・ハ四
( ) A110 ( ) 四段活用の「たまふ」は、 主に尊敬の 補助動詞として用いられる。 本動詞は「尊敬」の助動詞「す」 が付 いた「たまはす」で、 「たまふ」 ≒ 「た まはす」 玉振 り 3 333 3 て 3 333333 3 下二段活用の「たまふ」は、 主に会話 文で用いられ、上に付く動詞は「知 り・思ひ・ 見・聞き」 しかない。 主語が一人称(私は) になることも知 っておこう。 謙譲語だが、丁寧語の訳で代用。 会話 での 「 知り 思 ひ 、 見 聞き給へ 」 は 3 33 3 でお 3 33 3 (私は)
玉振 り なさっ て お与えになる
① [謙譲の補動] ~ます 。 (私は) ~させていただく。
たまふ ( ハ行下二段 ) 【賜ふ・給ふ】 動・ハ下二
ひ 、 見 聞き給へ 」
会話 での「 知り 思
は 謙譲 でお ます
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① ② ③ 前世からの因縁 。 男女・夫婦の縁。
約束 。言い交すこと。
A111 ちぎり (名【)契り】 3 3 3 3
ちぎり を結んだ
「契り」と漢字をあてる。 動詞「ちぎる」が名詞化したもの。 「約束」以外にも、 「前世からの因縁」 「男女・夫婦の縁」 の意がある。 ちぎり を結んだ 約束 は、 前世から の因縁
33
は、
3333
3
① ② 順番 。順序
機会 。折。
A112 ついで (名【)序】 3 33 3 待ち
ついで の
「序」と漢字をあてる。 現代でも「ついでがあったらお願い」 などと、①の意で使うことが多いよ ね。 ついで の 機会 に 順番 待ち
33
3
に
3
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たりして好ま
① ② 似合っている 。ふさわしい 。 調和している。ぴっ
しい。
A113 つきづきし 【付き付きし】 形・シク
100 A114 ( ) 「付き付きし」と漢字をあてる。 ぴったりと合う意味の動詞「付く」 を 重ねて形容詞化したも。 いかにもぴったりとしているさま。 対義語は「つきなし」 (C )。 月々シ ャツ 3 33 3 3 人が 3 3333 3 3 本来は「早朝」の意。 また、何か出来事のあった翌朝の意 でも用いられる。 類義語として「あした (B )も確認 しておこう。 勤めて ーへん、 3 333 3 から 3 33 3 3 辞めちゃった ( ) 005
い
う 人が ふさわし
月々シ ャツ 似合
① ② 早朝 。 (前夜、事があった) その翌朝 。
つとめて 名
朝早い から 次の 朝 辞めちゃった
勤めて ーへん、
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(~ない) 。
① (下に打消表現を伴っ
らに
て)
A115 つゆ・さ (+打消) (副詞) 3
まったく
ない)」 つゆ を 皿に こぼ しちゃった……。
・おほ つやつや」など
333333
全否定の副詞は他にも「あへて かた・すべて ・たえて・ 「まったく(~ と訳す。 つゆ を 皿に こぼ しちゃっ まったくない
打消が表あ現ると。呼応して、
た……。
3
① ② 手持ち無沙汰だ 。所在ない。 どうしようもなくひとりもの思 いに沈むさま。
A116 つれづれ (なり) (形【動徒・然ナ】リ) 3
つれ ー づれ ー、 3333333
(A
「徒然」と漢字をあてる。兼好法師の 『徒然草』で有名な語だ。 何もすることがなく手持ち無沙汰な つれ ー づれ ー、 手持ち無沙汰だ
類義こ語とは。「さうざうし」
086 )。
3
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① ② ③ なんの変化もない。
よそよそしい 。冷淡だ。 素知らぬ顔だ 。関心が深くない。
A117 つれなし 形・ク
( ) 連れなし に →「周囲の
「連れ(=関係) ものとなんの関連もないさま」→ 「外 から刺激に対して反応しないさま」 となり、①~③の意になった。 「心情」と「行動」 にズレがある「素知 らぬ顔だ」は説明問題で頻出! 3 33 333 3 くて、 3 3 3333 3 」+「なし」
らぬ顔だ
よそし くて、 素知
① 出 ないで ! ~ないで 。~ずに。 連れなし に よそ
A118 で 接助
この足し算を覚 +「て 出 333
「ず」+ =「~ないで」と訳が出て 3 「て」。 (=~ない)」
(=~て)」
「で」= えておこう。 そう考えれば「ず
くる。
( )
!
3
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① てしか にシカ 、 食い たいものだ [自己の願望] ~したいものだ 。 活用語の連用形に付く。 「てしか・てしかな」と清音で用いら れたのは上代み。 「にしが・にしがな」は中古以後に用 いられた。
A119 てしが (な) ・ にしが (な) (終助) 3
てしか にシカ 、 33333 食い
3
もてはやさ
① れる。 (帝から) 寵愛される 。 ②
時勢にあって栄える。
A120 ときめく (動【・時カめ四く)】 3 3 3 3 ー
ときめく 心、
「時めく」と漢字をあてる。 「めく」は接尾語。男性には①、女性 には②の訳をあてる。 「寵愛」は特に帝からの愛情を一身に 受けること。 ときめく 心、 超 =寵愛される ー 愛される
3333
3
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① ② 早く 。さっそく。 すでに。とっくに。
A121 とく 【疾く】 副詞
( ) A122 ( ) 「疾く」と漢字をあてる。 ウ音便形「とう」の形でも用いられ もあので 解く のは 3 33 3 し ろ! 「所狭し」と漢字をあてる。 物理的に「場所が狭い」 の意の①が原 ところせ まい し 3 333 3 なんて 3 3333 3
混しないよう注意。
同音る異。義語で動詞「解く」
ろ!
解く のは 早く し
① ② ③ ④ 場所が狭い。 (心理的に) 窮屈だ 。やっかいだ。 堂々としている。いばっている。 おおげさだ 。
ところせし 【所狭し】 形・ク
それ義が。心 狭苦しく感じられる 意味から②~④の意が生じた。
おげさだ
ところせ まい し
窮屈だ なんて お
3
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① 続かない 長年 。数年来。
A123 としごろ (名【)年頃】
「年頃」と漢字をあてる。 古くは「としころ」とも言った。 「ころ」はまとまった時間を示す語。 「日ご(=数日) 」、 「月ごろ(=数か 月)」 も大切。 年ごろ は 長年
年ごろ は
3 33 3 続かない
① ② [形動] 急だ 。
[名] 急なこと 。急ぎ。
A124 とみ (なり) (名【頓】 / 形動・ナリ)
トミ ー君は
「頓」と漢字をあてる。 急で差し迫った状態を表す。 「とみに+打消表現」の形で「急には (~ない)」 の意となる。 形容動詞形は「とみなり (=急だ)」 。 トミ ー君は 急だ
33
3
3
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① (穏やかな禁止) ~するな 。~してく
れるな。
A125 な (~そ) 副詞
のみで用いられたが、 ほとん な ー、 そ こで
上代には「な~」 中古以後 ~そ」を伴って、 どが「な~そ」の形で用いられた。 「な」は副詞、 「そ」は終助詞。 3 3
な
な ー、 そ こで する
( )
33
3
③ ④ い 。 [副詞] かえって 。 [副詞] なまじ 。
① ② [形動] 中途半端なさま。 [形動] かえって~しないほうがよ
A126 なかなか (なり) 形動・ナリ / 副詞
のよ なかなか
現代では「なかなか~できない」 うに、容易にできいように用いる が、古語では 「かえって」の訳が重要。 「逆説(パラドックス) 」の説明問題と して超頻出だ! 3 3 3 こない 3 3 3 3
よい
て こない ほうが
なかなか かえっ
( )
333
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② ③ と見る 。 【眺む】 見渡す。 【詠む】 詩歌を節をつけて口ずさ
① 【眺む】 もの思いに沈んでぼんやり
む 。吟じる。
A127 ながむ 【眺む / 詠む】 (動・マ下二) なさけ (名【)情け】 A128 3 3 3 3 3
名が武 蔵。 333
に掛けて用いることが多 「眺む」と掛詞で用いら ん だり もの思い
「ながめ」を「長雨 名が武 蔵。 歌を詠
3 3 33 だり
「眺む」は、連用形 む」は れると「もの思いに沈みながら吟じ る」。 にふけっ たり (ながめ)」 い。「詠
3 3333
3 たり
① ② ③ 思いやり 。人情。 風情 。風流心。 男女間の愛情 。
→「男
な 、 酒 には 3333 3 33 ある。
」は「思いやり」 の意も な 、 酒 には 風情 が ある。 思いやり も
「なさけ(情け) 女間の愛情」。 それ以外にも「風流心。風情」 あるので注意だ。 愛 もある!
3 もある!
も
が
3
3
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親しみが感じられる。
① ② ③ 懐かしい。
心ひかれる 。慕わしい。 親しみやすい。
A129 なつかし 【懐かし】 形・シク
( ) A130 ( ) 「懐し」と漢字をあてる。 現代語の「なつかしい」と違って、 現 懐かし い映画に 3 33333 3 なで る フ リして 333 3 ぶつの 3 3 33 3 、ぶって 3 33 3 3 3 ことだ
在の時点で親しさを感じさせ、心ひ かれる様子に対て用いるのがポイ ント。
心ひかれる
懐かし い映画に
(いや~ない) 。 [連体詞/疑問] なんという 。
② ③ [連体詞/反語] どういう (~か、いや
① [副詞/疑問・反語] どうして~か
~ない) 。
なでふ 副詞 / 連体詞
「なにといふ」か変化してできた語。 ①は副詞、②・③は連体詞だが、 いず れも疑問と反語の二つの意味がある ので文脈で判断しよう。 3 3 3 ? 3 よ。
なで る フ リして どう
して ぶつの か ?
なんという ことだ
いや 、ぶって ない よ。
3
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3
① ② [疑問] どうして 。 [反語] どうして~か (いや~ない) 。
A131 など― (か・て
な ー ど うして ・や)
反語を表す副詞で、係
「など」は疑問・ 助詞がなくても文末の活用語は連体 は反語の用法が多い。 は疑問。 な ー ど うして どうして ?
3333
「な形どでか結」ぶ。 「などて・などや」
3
(副詞)
?
3
の形で)
① ② ③ 平凡だ 。普通だ。 いいかげんだ。 (中世以降「なのめに」
格別に 。 並ひと通りでなく。
A132 なのめ (なり) (形【動斜・めナ】リ) 3
何の目 ? 333 3 目。いや 333 目 3
「斜め」と漢字をあてる。 「斜め」のものは、いい加減で平凡な ものであることから①の意に用いら 何の目 ? 平凡な 目。いや 格別な 目
そのれ意た味。と反対の③④の意味も要 注意。
3
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の形で)
① ② ③ ④ (「なべてならず」
ではない。
すべて 。一般に。 普通 。 一面に。一帯に。
A133 なべて 【並べて】 副詞
並ひと通り
( ) A134 ( ) 「並べて」と漢字をあて、 「同列に並べ て」の原義から「普通。 一般に」の意 味となった。 ④の「なべてならず」 の形にも注意し よう。 鍋 っ て 3 33 3 、 3 33 3 っ 3 3 3 く 「猶・尚」 と漢字をあてる。 古くは②のように、無視されがちな ものを改めて取り上げる気持ちを込 めて用いる用法が多い。 文中では前にイコール関係あり。 ほ ちゃん 3 33 33 3 かわいい
す べ っ て く
鍋 っ て 普通 、
=すべて
① ② ③ さらに。もっと。
やはり 。依然として。 それでもやはり。
なほ 【猶・尚】 副詞
ぱり かわいい
なほ ちゃん やっ
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