みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
し 」の識別というものがある。見分け方は次のとおり。
「し」の識別 頼もしげに の サ・下二・用 たまはせ し 過去「き」体 ことも、 頼りになりそうな感じでおっしゃっ た し て なかなかなれば月は し 副助 も見ず かえってもの思いが増すので、月は見ません。 ※ここはしもで一語の副助詞だが、細かく分けるとしが副助詞、もは係助詞となる。 ① 連用形+し = 過去の助動詞 き の連体形 ② 「~する」の意がある = サ変 す の連用形 ③ しをとっても意味が変わらない = 強意の副助詞 し 35 ◦識別問題の中で「 ことも、 例文① 例文② 例文③ その他 7.1% 過去問正解分析 訳 おしたがへるここち し サ変・用 て、 訳 訳 予想外の心地が
「し」の識別は意外に大切!
サ変の 連用形し
副助詞
し
14.3% 過去きの 連体形し
42.9%
35.7%
120
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