みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
48 ◦ 候ふ (さぶらふ)は 丁寧語 と 謙譲語 の二つの意味を持つ。見分け方としては、高貴な人の そばに 仕ふ という場面で使われている 候ふ は謙譲語と判断する。意外に見分けにくいの で注意だ! 入試では口語訳が問われることが多いので、しっかり文脈で判断しよう。
候ふ ※同じような使われ方をする侍り(P 参照)は、中古後半からこの候ふにとって代わられた。 て お仕えしている 中で、 ございますか と、 ① 丁寧語 ⓐ ありをりゐるの丁寧語「あります・おります・ございます」 ⓑ 補助動詞「~です・~ます・~でございます」 ② 謙譲語 ⓐ 仕ふの謙譲語お仕えする」 ⓑ 行く・来の謙譲語参上る・伺う」 候ふは丁寧語と謙譲語 あまた ま 謙 ゐり て さ ので、何か適当なよお話も 謙 ぶらふ なかに、 参っ
例文② 訳 丁寧語
例文①
178 つれづれに さ 丁・体 ぶらふ に、さりぬべき物語や さ 丁・体 ぶらふ と、 おります 訳 たくさん
退屈して
第三部
2
過去問正解分析
その他 12.5%
口語訳 37.5%
12.5%
謙譲語 37.5%
171
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