みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
第二部
副助詞だに 秋の夜と だ 類推 に たのまれなくに。 でさえ 夜の長さを頼りにすることはできません。 ※言外に「まして今は春なので早く退出させていただきとうございます」が隠されている。 影 だ 最低限 に あらばとふべきを。 (泔杯の水に) せめて あなたの面影 だけでも 浮かべば尋ねることもできるのに。 ゴ ダニ すら ノミ など さへ 芝 刈り まで する =だにすらのみなどさへしばかりまで(する) 26 ◦副助詞には だにすらのみなどさへしばかりまで があり、その中で だに が最も大切。 例文② 例文① 訳 訳 ◦副助詞 だに には次の二つの意味がある。 ① 類推「~さへ」 ➡ 軽いものをあげて、言外に重いもを類推させる。 ② 最低限「せめて~だけでも」 秋の夜
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副助詞だには類推か最低限!
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